暁 〜小説投稿サイト〜
剣の世界で拳を振るう
不審な新参者
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イヤーを崇めてるって訳でも無さそうだし…そんなんでティターニアとか…もう末期だろ」
「で、でも一応申請してくれたんだし…面接でもしようよ」

ほう、面接か。
それはなかなか面白そうだ。

「良いじゃないか、面接」
「本当?じゃあキリト君も誘って明日に面接ね!」

そう言って早足に去っていくアスナ。
ホントキリトスキーだな…別に良いけど。

「ティターニア…ね」

ティターニアと言えば夏の日の夜だったかの登場人物だったはずだ。
媚薬盛られた妖精が好きとかそんな類いの集りギルドか?
ともあれ今考えても仕方がないことか。

「一応、警戒だけはしておこうか」

何かめんどくさそうな予感がする。









「二人とも、そろそろ時間だよ」

翌日の集合場所。アークソフィアの噴水前にて、キリト、アスナ、俺の3人で件のリーダーを待っていた。

「そうだな、時間は……丁度、待ち合わせ時間だ」
「来たみたいだぜ」

見れば転移門の所に転移反応があった。転移してくる人数は一人、面談はアルベリヒとやら一人で行うとのことなので、人数は合ってる。そして、転移してきた人物の姿が顕になり、その人物もキリト達に気付いたのか爽やかな笑みを浮かべてこちらに歩み寄ってきた。

「初めまして、僕がギルドティターニア?のリーダーを務めてますアルベリヒと申します」

金髪の青年、豪華絢爛な純白に金の装飾を施した防具と見るからに高価で高性能そうな細剣を腰に差した彼がアルベリヒだった。
取り敢えず疑問が一つ。マジで現実にこんな顔の奴が居るのだろうか?
外国人と言われればまぁ分かるが、それでも整いすぎだろう。
まず最初に面談相手となるアスナが挨拶をし、次に補佐としてこの場に居るキリトが挨拶を終わらせる。

「いやぁ、高名な血盟騎士団の副団長様にお会いできるとは、光栄の極みです」

おい、キリトはどうした。

「いえ、それで彼がキリト君、わたしとよくパーティーを組んで攻略に貢献しているトッププレイヤーです」
「これはこれは!  噂に名高き黒の剣士様にまで面談していただけるとは、武者震いがしてきますな」

言い方が白々しい…。
と言うかこの人の声…何処かで聞いたような…。
一見、普通の好青年に見える。だけど何故だろうか…アルベリヒの爽やかな笑みも、穏やかそうな雰囲気も、何もかもに違和感を感じて映るのだ。

「まず、お聞きしたいのはティターニアの構成人数と、その中で攻略に参加可能な人数です」
「僕を入れて6人のギルドですが、全員参加可能ですよ。皆、攻略組でもトップクラスに引けを取らないレベルだと自負しております」

事実上の攻略組トップを目の前にして、随分と強気な発言だが、これくらいの気
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