一章 小さき魔物 - 海竜と共生する都市イストポート -
第15話 共生都市
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「でもそうやってすぐ暗くなるのは悪い癖だよ? たまにアンデッドに見えちゃう」
「その例えは酷いと思う」
「だって、服ダサいしマザコンだしオタクだし露出狂だし、すでに救いようがないんだからさ。せめて明るくないと」
「……」
「あ!」
「今度は何」
「アンデッドといえば。シーサーペントのアンデッド化って、結局シドウはどう考えてるの?」
新しい悪口でも考えついたのかと思ったシドウだったが、そうではなかったようだ。
「ああ。まあ、自然にアンデッド化はしないと思うから、誰かがやったということになるけど。わからないことが多すぎて、なんとも……」
その点は、謎が多く残っている。
シーサーペントと交信していたという人物。死体をアンデッド化した人物。
同一人物なのか別人による犯行なのか、それは不明だが、容疑者が捕まったとは聞いていない。
ただのイタズラだったのか、何か意図があるのか、それはわからない。
だが、今回の件は市長をはじめ死者が多数発生している。決して許される行為でない。
「チェスターの森の上位アンデッドの件といい、なんかきな臭い感じがするのよね」
腕を組むティア。シドウもそれには同意だった。
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