ガンダムW
1628話
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もないんだが、俺達がいたのは海岸沿いの基地だ。
海中での戦いが終わった後で一応洗ってはいるが、念には念を入れて機体のチェックをしておいた方がいいのは間違いない。
それに綾子が言ってるように、今まで使ってた機体を宇宙でも使えるように改修する必要がある。
もっとも、原作でサンドロックやヘビーアームズにしたような強化改修ではなく、純粋に宇宙で使用出来るようにするだけなので、そう時間は掛からないのだが。
特にこのニューエドワーズ基地は、現在連合軍の本拠地となっているだけあって腕利きの整備員も多い。
純粋に整備員としての腕となると、シャドウミラーと行動を共にしている面々も決して負けてはいないのだが。
ともあれ、どっちの腕が立つのかは分からないが、それでも整備員同士の交流は決して損にはならない筈だ。
こうして、俺達は二手に分かれて行動を開始するのだった。
「あなたが……アクセル代表ですか?」
そう声を掛けてきたのは、金髪の女。
年齢としては、恐らくまだ10代後半といったところだろう。
凛は既に今回の報酬について連合軍の担当と交渉をする為に呼び出されており、サリィの方も今までの行動の詳細な報告の為に現在ここにはいない。
その一方、ノベンタ直轄の俺ではあっても、連合軍の元帥のノベンタや地上の軍を纏めているベンティは色々と忙しく、会いに来たからといってすぐに会える訳ではない。
勿論向こうからこっちを呼んだ以上、最優先で会えるようにスケジュールの調整はしているのだろうが……それでも、すぐにというのは無理だった。
そんな訳で、俺は通された部屋で紅茶を飲みながら各種ケーキを食べ、TVを見ながらゆっくりするという……とてもではないが現在連合軍が置かれている状況を忘れ去るかのような優雅な時間を過ごしていた。
そんな俺に話し掛けてきたのが、目の前にいる金髪の女だったのだが……うん? この女、どこかで見た記憶があるな。
「えーっと……悪いけど、初対面だよな?」
「はい。ですが、お爺様からアクセル代表の話はいつも聞かされていましたから、こうして会うと初対面だとは思えませんね」
「お爺様って……」
その言葉で、俺は目の前にいるのが誰なのかを理解した。
金髪のストレート、広めのおでこ、おっとりとしている顔付き……そして何より見覚えのある人物で、お爺様。そこまで考えれば、目の前にいるのがノベンタの孫娘、シルビア・ノベンタであるというのが分からない筈がない。
ただ、俺がシルビアを見てシルビア・ノベンタと判断出来なかったのは、その服装にある。
俺の知っている……正確には原作知識にあるシルビア・ノベンタという人物は、スカートを始めとして女らしい私服を着ていた。
原作ではヒイロが間違って殺し
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