暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第93話「事件解決」
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「じゃあ、僕らは事件を纏めてくるよ。」

「ああ。...父さん、母さんも頑張って。」

「もちろんよ。」

「優輝も達者でなー。」

 ...あれから少し経ち落ち着いた私たちは、とりあえず後始末を終わらせる事になった。
 優輝君、椿ちゃん、葵ちゃんはここに残り、他の皆は一度アースラに戻るそうだ。

「司、後でリニスも来ると思うわ。労わってあげなさい。」

「あ、はい。...リニスも私のために頑張ってくれたみたいですしね。」

 プレシアさんの言葉に、私はしっかり頷く。
 優輝君たちの話によると、リニスは私のために相当奮闘したらしい。
 ...それだけ、私が心配だったみたいだ。

「.....司さん、また、詳しい話をしに来るわ。」

「う、うん...。よ、よろしくね?」

 なぜかジト目で私を見ながらそう言ってくる奏ちゃん。
 私を助けに来る前に、優輝君が魅了を解いたらしいけど、どうしてこんな事に...?

「霊力、かぁ...。私にそんな力があったんだ。」

「また機会があれば教えるわ。...まずは後始末を終えないといけないけど。」

 そしてアリシアちゃん。彼女も魅了が解けたみたい。
 私が助かったのがそんなに嬉しかったのか、終始ニコニコしていた。
 ...魅了が解ける前よりも明るくなってない?

「はぁ...アンラ・マンユについてと、ジュエルシードの情報をまた無限書庫で纏めないといけないのか...。疲れるだろうなぁ...。」

「僕も手伝えたら手伝いたいが...そう簡単にそっちまで行けないからな...。」

 ...ユーノ君はユーノ君で、これからあるであろう仕事に気分が滅入っていた。
 優輝君もそんなユーノ君が心配なのか、手伝えたら手伝おうとしてるし。

「事情聴取のため、少ししたら管理局の方へ行かないといけない。それまでに体の状態を元に戻しておいてくれ。」

「うん。...学校に復帰は、まだかかりそうだね。」

「すまないな。ケジメはつけておかないといけないからな。」

 既に半年くらい学校に行ってない上に、記憶改竄があったとはいえ無断で休んでいるも同然になっている。...授業内容はともかく、成績とかが...。

「家の事情とか言って、色々誤魔化さないといけないか...。」

「家と言えば、お父さんとお母さんが...。」

 二人は魔法を知っているから、事情を説明すれば何とかなるかな。
 ...それよりも、帰って顔を見せないと心配される...。

「...すまないが、さすがにそっちの事情にまでは手は貸せないな。」

「大丈夫だ。士郎さん達と相談しながら何とかするさ。」

「さらっと士郎を巻き込むのね。いや、彼なら“裏”について
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