第3章:再会、繋がる絆
第93話「事件解決」
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?」
今の私は生命力が自分で補えない状態。
その生命力が戻るまでなのだろうけど....それ、絶対に一日ではすまないような...。
「...あー、那美さん経由でしばらくここに住まわせてもらうようにするか。」
「また巻き込んじゃったね...。」
那美さんといえば、この神社で巫女のアルバイトをしていた...。
...って、“また”って事は、私がいない間にも巻き込んだのだろうか?
「霊脈を扱える人もついていた方がいいし、ここは...。」
「あたしとかやちゃんと優ちゃんの内一人はいたほうがいいね。」
なんだかトントン拍子に事が進んでいる...。
...まぁ、私はここから身動きが取れないのだから話に入れないのは仕方ないけど...。
「...こちらの方でも、色々と報告書を纏めないといけない。....事件が終わったからと言って、まだ一安心はできないな。」
「....そうだな。」
クロノ君のその言葉に、優輝君が真剣な顔つきで相槌を打つ。
...あれ?事件の報告をするだけなら、忙しいとはいえそこまで真剣に...。
「...あー、司、君はつい先ほどまで、ほぼ全ての人の記憶から消えていた。それは分かっているか?」
「...うん。私がそう願ったから...。」
でも、今はそれは解けているはず...。...あ...。
「...気づいたみたいだな。その記憶改竄が消えたという事は、“聖奈司は半年間存在が消えていた”という事になる。...そんな事、知れ渡れば大騒ぎだ。」
「そ、そうだった...。」
私自身、死ぬつもりだったから、そんな事を一切考えてなかった。
「あの“闇”の集合体...アンラ・マンユについてもそうだし、ここまでの大規模な記憶改竄は犯罪だ。...このままでは、司は次元犯罪者になる。」
「なっ.....!?」
クロノ君の言葉に優輝君も驚く。...もちろん、私も驚いている。
「大規模な記憶改竄、ロストロギアの無断使用...これだけでも条件は満たしている。」
「だけど、司がいなければアンラ・マンユは倒せなかった!」
「僕としても司が次元犯罪者になるのはおかしいと思ってる!」
正当性があっても、法律が許してくれない...そんな感じなのだろう。
「事件の全容を見れば、この事件の一番の功労者は優輝と司だ。...特に、最後は司がいなければ確実に僕らは死んでいた。」
〈...付け加えさせてもらえば、マスターが心を閉ざしていた状態だったからこそ、アンラ・マンユを今まで抑え込めていました。〉
「...え、ちょっと待って、シュライン。それ、どういう事...?」
聞き捨てならない情報が聞こえ、思わずシ
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