レベル8前編 呪霊者・者者霊呪
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
夢値は急に思案げな顔つきになった。
「なんじゃそりゃあ!!」
「……うーっと、取り敢えず、《灰流うらら》、貸してくれるなら借ります」
「へ?あ、あぁ、貸すぜ」
「ありがとうございます」
夢値は一礼した。
「やはりお守りと言ったら遊戯王カードですよね」
それだけ言うと決闘をしている研の方に近寄った。
「沓査さん、スマートフォン持ってませんか?」
「え、いきなりなんだい?」
「いえ、調べ物がしたくて」
「うん、いいよ」
研はスマートフォンを少し操作すると差し出した。
「ありがとうございます」
「なんだよ、スマホぐらいなら俺達も持ってる……」
自慢げにスマートフォンを取り出したピーツーだったが画面を見て突然固まった。
「電池がねぇ!」
「どうしたピーツー、スマホなら……あ、家に忘れてきたんだった」
「2人の敵は俺がとる!ところでスマホってなんだ?モンスターか?」
「俺のスマホはカバに食われた」
その間夢値はスマートフォンの画面に集中していた。
「ダード、戦局どうですか?」
それから暫くして、夢値は久しぶりに他人……この場合は他犬だが……に声をかけた。
「今はピーツーが決闘してる。だがサンサーヴの追加ターンだ。あいつももう長くはない」
「それは危なかったですね……んしょ、」
夢値は地面に空けた穴からデッキを取り出した。
「それはもしかして、あいつに勝てるかもしれないデッキか?完成したのか!?」
ダードは目を見開いた。
「あー、これは違います」
「じゃあなんだそのデッキは?」
「言うなれば、天変地異が起きるかもしれないデッキです」
「……はぁ?」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ