37部分:神剣その七
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しいな・・・」
ガルザスはふと遠くを見る目をした。
「母様を知ってるの?」
「ああ。もう長い付き合いだ」
「長い付き合いって・・・私そんなの全然知らなかったわよ」
「そうだろうな。俺がエーヴェルに最初に会ったのはまだ御前の親が生きていた頃だ」
マリータの瞳が大きく見開かれた。そしてガルザスを見る。
「えっ、じゃあ貴方私の父様と母様の事を知ってるの!?」
「ああ、多少な」
「教えて、教えてよ!私の父様と母様ってどんな人だったの!?」
「・・・・・・いずれ解かる。それより客人だ」
「え!?」
客人はパティとディジーだった。二人はマリータ達を見つけると全速力で走って来た。
「あんた達解放軍?」
パティがマリータに尋ねてきた。
「えっ、そうだけど」
「じゃあセリス様おられるよね」
「えっ、ええ、まあ」
マリータはきょとんとしている。
「連れてって」
「ちょっと、そんな簡単に・・・・・・」
見知らぬ少女の強引な主張にマリータは困惑している。
「いーじゃん、いーじゃん。堅苦しい事は言いっこ無し」
「ちょっと、大体あんた達何者・・・」
「あたし達?義賊よ」
「そうなの・・・って要するに盗賊!?」
「チッチッチッ、違うわね。あたし達は悪い金持ちや帝国からしか盗まないのよ」
「結局同じ事でしょーーが!」
パティとマリータが妙なやりとりをしている間にガルザスから知らせを受けたセリスがスカサハとラクチェを伴って現われた。
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