第10話
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クラフト―――バーストドライブによってエリオットとトヴァルが瞬時にアーツを発動し、二人の発動によってメサイア達の上下から逃げ場のない光の魔法攻撃が襲い掛かったが
「ふふふ、”その程度”ですか?」
リザイラが瞬時に展開したドーム型の結界によって二人は逃げ場のないアーツ攻撃を無効化した。
「ええっ!?き、効いていない!?」
「後ろにいる奴の方が厄介だ!まずは奴を潰すぞ!」
自分達が放った同時アーツ攻撃を無効化した事にエリオットは驚き、トヴァルはリザイラを睨んでエリオット達に助言した。
「わかりました!―――喰らえっ!」
トヴァルの助言に頷いたマキアスはリザイラ目がけてショットガンで銃撃したが
「―――させませんわ!」
メサイアが瞬時に間に入り、剣を振るって銃弾を斬り落とした。
「ハアッ!―――喰らえっ!!」
そこにガイウスが跳躍してリザイラの正面に着地するとともに十字槍を叩き込んで衝撃波をリザイラに襲わせ
「竜巻よ、薙ぎ払え!!」
続けて十字槍を頭上で回転させて竜巻を発生させてリザイラにぶつけた。
「―――その程度ですか?」
しかしリザイラはガイウスの連携攻撃を全て片手で展開した簡易結界で防ぎ
「!まだだっ!」
攻撃を防がれた事に驚いたガイウスは簡易結界を貫く為に十字槍で簡易結界を攻撃したが、リザイラの膨大な魔力によって発生した結界は罅すら入れる事ができなかった。
「―――虚空の迅風!!」
「グアッ!?」
リザイラは至近距離で魔力風を命中させてガイウスを吹き飛ばし
「エニグマ駆動―――」
メサイアはアーツを放つ為に戦術オーブメントを駆動させた。
「”ENIGMA(エニグマ)”だと!?」
そしてメサイアが呟いたある言葉を聞いたトヴァルが驚いたその時
「ゴールドハイロゥ!!」
「あうっ!?」
「うわっ!?」
「ぐっ!?」
「うっ!?」
エリオット達の周囲に無数の金色の球体が発生した後一斉にエリオット達を襲ってダメージを与えた。
「猛りの風よ!撃滅の大嵐!!」
「「うわああああああっ!?」」
「チィッ……!?」
「グッ……風が……怒っている……!?」
その時リザイラが魔力風を広範囲に発生させてエリオット達を苦しめながら空へと舞い上がらせ
「―――止めです。桜よ、咲き乱れよ!ハァァァァ……!!」
エリオット達が落下してくるとメサイアが聖剣を桜の花びらの形を描くように高速に振るうと共に衝撃波を発生させ
「奥義――――桜花乱舞!!」
聖剣を高速に振るった最後にエリオット達の背後へと駆け抜けた後聖剣を一閃させると桜の花が咲くか
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