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転生とらぶる
1627話
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から嬉しそうな笑みを浮かべる。
 話を聞いていたデュオが、頭を手で覆っているのは……いわゆる、やっちまったなという気分なんだろう。
 日頃から凛にいぢめられているだけあって、デュオはその手の気配には敏感だ。
 それが喜ぶべき事なのかどうかは分からないが。
 ともあれ、とばっちりが自分に来ないようにと、デュオは……そして五飛までもが、そっと凛から視線を逸らしている。
 まぁ、その気持ちは分からないでもない。
 この手の仕事をしている時の凛は、色々と凄いし。
 ……連合軍から派遣されているサリィは、少し複雑な表情だが。

「とにかく、数日中……それこそ、早ければ明日にでもこの基地を発つだろうから、それまでに挨拶回りとかは済ませておいてくれ」

 その言葉に、全員が頷く。
 この基地のメンバーはシャドウミラーに対して好意的な者が多かった。
 おかげで、ルクセンブルク基地の時よりも、個人としての付き合いは多い。
 特にデュオなんかは、シャドウミラーに入ったばかりだが、その人懐っこさで多くの軍人と関わりを持ってたしな。
 凛や綾子は……男からは美人を嫌いな男はいないと言わんばかりに好意的な視線を向けられ、女からは憧れの視線を向けられる事が多かった。
 当然そんな好意的な視線だけではなく、中には性的な視線、自分の恋人や夫が目を奪われた事による嫉妬の視線といったものもあったが。
 サリィも、凛や綾子程ではないにしろ、同じような感じだ。
 無愛想な五飛や、シャドウミラーの代表として畏怖の視線を受けている俺もまた、ある程度の付き合いがある者が多かった。
 ……この基地、それだけ気のいい奴が揃ってたってことなんだろう。
 水中用MS部隊を撃破して、安全を確保しておきたかったな。
 まぁ、俺達が鍛えたエアリーズ隊が来るんだから、取りあえずこの基地がすぐに陥落するなんて事はないだろうが。
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