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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
31部分:神剣その一
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わゆる『三悪』といった連中の行いはイザークのダナン王のそれとその無道さにおいて勝らずとも劣らずであった。このままではすぐにイザークと同じ様に大規模な反乱が起こっていたであろうが王には二人の非常に聡明な子があった。
 一人は『雷帝』イシュトー、もう一人は『雷神』イシュタル。この兄妹は若くして王国の両輪となって働きヒルダや三悪のとその一味を抑えていた。それに加え彼等は慈愛を知り、政戦両略に秀でていた為民や将兵にも慕われていた。イシュトーは王国の西の玄関口メルゲンに、イシュタルはトラキアとの境マンスターに駐屯し、東西で多様なレンスター全土を治めていた。だがかってのレンスターを慕う者は多く反乱の火種はくすぶり続けていた。その様な時にセリス公子のイザークでの活躍が伝わり、まず以前よりフリージからの独立を望んでいたターラで不穏な動きが見られるようになった。そしてセリス公子率いる解放軍が遂に蜂起し快進撃を続けているとの報が伝わるとレンスター城でリーフ王子達が城を占拠した。これに対しフリージはイシュトー王子を総司令とし四万の兵を以ってレンスター征伐軍を派遣した。そこにイザーク全土を手中に収めた解放軍が南下して来たのである。


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