第二章 Lost Heros
二神VS漆黒&薄緑
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凰が何かを感じとり、応竜が応えて頷く。
すると二人の身体が輝き、応竜は四つ、鳳凰は三つの光に分かれてその場からバラバラに離脱し散ってしまった。
『全員このまま離脱。主の元で再集合だ』
『捕まるなよ!!』
『『『『『応!』』』』』
そうして、七体が飛んで行って消えてしまう。
その跡を追おうとする理樹だが、クラウドはハッ、と何かを思い出して真下を見、真っ直ぐに降りていった。
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『こちら、白虎だよ。まずい事になった』
『どしたよ?』
『とちったんじゃねーだろうな?』
『理樹っちが僕のこと追っかけてきてる。このままじゃ舜のところ戻れないよ』
『・・・・クラウド殿は?』
『誰の方にも向かってないのう』
『追われてるのは白虎だけですか。あなたは追いかけっこになるとホント不運ですね』
『七分の一だからな』
『そんなのいらないよ〜』
『我らで引きつけるしかなかろう』
『・・・・タイミングを見て、主の元へ。我々では封印はできない』
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クラウドが大地に降り立つ。
そして、ある方へと視線を向けた。
そこにはさっきまで真人、謙吾、往人がいたはずの場所だ。
しかし、今はすでに誰もなく。
彼らがやられたことを物語っていた。
そしてまたほかの方に視線を向ける。
そこには血だまりができていた。
さっきまで蒔風がいた場所だろう。
あの応竜、鳳凰を召喚する代償。
それは「二体が受けたダメージをすべてフィードバックする」
故に、あの二体が受けたダメージはすべて蒔風が背負ったのだ。
だから彼は戦闘に参加しなかった。
しかし、あれだけの大技をして狙いはクラウドたちではない。
むしろすべてはあの三人を何の苦もなく潰すために二人を引き離したにすぎないのだ。
「やってくれるな・・・・」
そうして、理樹が飛んで行った方向を見るクラウド。
その方向に、自分のバイクに跨って走り出した。
銀白、まんまと逃げおおせる。
to be continued
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