痛々しき出会いと変化
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たの。ちょっとだけ運命感じたわ……」
――どくっ、と心臓が跳ねた。普通なら笑ってしまうような言い回しなのに、彼女がやけに可愛く見えたのだ。
「また、どこかで会えるかしら?」
「おっ……大袈裟だね。同じ学校の生徒なんだから、そのうちタイミングはあるだろうに」
なんとか動揺を隠して僕は答える。するとヨハネは満足そうに「えへへ……」と笑った。なんなんだコレは、ちょっぴり甘酸っぱい。
「あ、次の時間は移動教室だったわ……急がなきゃ。またね!」
「……ん、またな」
ポーッとしているうちに、ヨハネは嵐のように去っていった。走っていく彼女の後ろ姿を見送りながら、僕は考えを改めるのだった。
――案外浦の星での生活、楽しくなるかも。
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