第33話 =74層攻略開始、の前=
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ゃないかっていう勢いで光から飛び出す紅白制服のアスナが転移してきた。案の定キリトにぶつかり一緒に倒れこむ。さすがだな、キリト…女子のクッションになってあげるなんて俺には出来ない行動だよ…と、そこまでは尊敬していたけどいきなりキリトは右手をあげ何かを揉もうとした。
「キ、キリトさん!!そこは…「や、や────っ!?」…あ、遅かった…」
シリカが止めようとするも叶わず、アスナの上半身にある何か、もとい胸を何度も何度ももみ始めていた。まるで俺がサチにやったみたいに…さすがにアスナも自己防衛が働いてキリトを地面に叩きつけその場に立つ。
「お、おはよう。アスナ」と手を握る動作をしながらの挨拶にアスナはキリトに対し自慢の細剣を抜こうとしていたが転移門がさらに光だしその中から人影が2つ出てくるのを見た瞬間にアスナはキリトの後ろに素早く隠れた。
「ア……アスナ様、勝手なことをされては困ります……!」
「我々のことも考えてください」
成人男性にしては、おおよそ高いと言えるだろう声、それと高校生にしては低い声の2つの声が続けてアスナに降りかかる。
確かクラディール、そしてマルベリーだったか…様づけするのはちょっと…いや、ものすごい引く。
「さあ、アスナ様、ギルド本部まで戻りましょう」
「嫌よ、今日は活動日じゃないでしょ?……そもそもアンタたち、なんで朝から家の前に張り込んでるのよ!?」
おっと、目の前の護衛らしき男性2人にスで始まってカーで始まる犯罪者疑惑が?
「ふふ、どうせこんなこともあろうと思いまして、私一ヶ月前からずっとセムルブルグで早朝より監視の任務についておりました」
さっそく成人の方の護衛にストーカー疑惑が…もう1人は「今日は偶然」らしい。
「アスナ様に取り付こうとする弱小ギルドにも用がありますしね」と続けて言われても何故だろう、そんなに悔しくない…目線はユカの方を向いていて少々体をビクリとさせたがそれは気にしないでもいいだろう。
「それ、団長の指示じゃないわよね……?」
「私の任務はアスナ様の護衛です!それには当然ご自宅の監視も……」
「ふ、含まれる訳ないでしょバカ!」
アスナが自慢げに言うクラディールをさえぎってそう言った瞬間、怒りを目に宿すが怒りをあらわにしたいのはアスナのほうじゃないか?だが、それを突っ込ませない勢いでアスナはクラディールによって無理矢理連れて行かれそうになる。でもその間に割り込む1人の黒ずくめの剣士が逆にクラディールの手をつかむ。
「悪いな、お前さんトコの副団長は、今日は俺の貸切りなんだ」
「おぉ、言うわねぇキリト」
どうやらユカさん、さっきまでクラディールに対し大事な妹をストーカーされた怒りを(俺いわく)オーラで滲み出させていたがキ
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