第33話 =74層攻略開始、の前=
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トの発展がどこまで行くか見たいわ!」
なんかノリノリの女子2人。…いや、リズまで参加したから3人か…リズはダンジョンには行かずその前の町でいろいろ話してから自
分の店に行くらしいけど。
「俺も賛成として…さ、サチ…は?」
駄目だ、どうしても意識してしまう…意識するというよりは昨日を思い出してしまう…
「う、うん。私も行く」
こうしてキリトとアスナの恋路…じゃなくて攻略を俺たちは見守る兼いっしょに攻略することにし、74層へ向かうために準備をし、家を出る。そのとき、最初に出た俺がギルドの紋章の入った腕話というとんでもない忘れ物をしてしまい一旦戻ると、今から出ようとしているサチを見かけ俺は、声をかけてしまった。声をかけた理由は謝りたいからなのだが。
「…どうしたの?」
「き、昨日はさ…本当にごめん!!」
「へっ!?…あぁ…うん、別にいいよ……私もうれしかったし」
「…最後らへんなんていった?」
「な、なんでもないわよ!!」
綺麗に頭を下げ、謝罪する。昨日は「うん」としか言わなかったけど今日は許してくれたような言葉を耳にできたのは正直うれしかった。そのあとのごにょごにょ言っていたのは残念ながら聞こえ無かったが…でも関係が崩れるようなことがなくて本当よかった。
=第74層=
ここについた途端、転移門広場ではキリトが眠たそうに相棒のアスナを待っているのが目に見えた。
「おーっす、キリト」
「…よぉ、リクヤ…ふぁあ…」
「眠たそうだね…どうしたの?」
「アスナとの待ち合わせ時間が9時なんだけどさ…まだこないんだよ…」
俺が時計を確認するとただいまの時間は09:05と表示されていた。人間誰にも遅刻することは1度や2度あると思うけどアスナにしては5分の遅刻は珍しい。攻略会議の時とかなんか、ザ・学級委員長みたいな存在感出してて俺が遅刻するとめちゃめちゃ怒られたという、少し苦い思いでもある。それがたとえ5分でも…。
「…で、なんで一緒になったんだ?」
「昨日、アスナの家でラグー・ラビット御馳走になったのは知ってるだろ?そのあとラッキーカラーが黒だなんだで…押し切られた」
隣で「一緒にご飯!?」と驚いている投剣使いのお姉さんがいるが、このテンションのときに構うと疲れるので無視する。女子同士は疲れる事がないのか逆に花を咲かせるが…
『…転移門に反応が来たな…これは、走りながらの転移か?リクヤ、一応避難しとけ』
「避難って…まぁいいけど」
その言葉と同時に俺が一歩後ろに下がるとほかの皆も俺を真似し同じく一歩下がる。するとソラの言ったとおり転移門が光りだす。
誰かが来る証だが、いつもとは違ってその光の中から一歩下がったキリトに突撃するんじ
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