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78異変
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「すまないな」
この日リュウヤは担任に呼ばれて職員室に来ていた。理由はもちろん荷物持ちだ。
「別にかまわないですけど・・これなんなんですか?」
「実はなカムラ社がこの学校にオーグマーを無料で提供してくれたんだ何でもVRでの悪夢をARで乗り越えてほしいそうだ」
少し前から世間ではオーグマーが話題になりつつあった。発売まではまだ先なのだが既に予約は一杯、リュウヤでさえあるコネを使ってやっと一つ手に入れたところだ。それを開発者はこの学校に無料配布するらしい。
「アスナ、オーグマー予約できた?」
「全然・・リズは?」
「同じよ家の近くの誰もよってなさそうなところもコンビニもこの前は岐阜県まで行ったけどどこも予約数になってて無理」
教室ではリズとアスナがオーグマーについて話していた。どうにか手に入れようといろんなところをまわったが結局二人とも手に入れられなかったらしい。
「ほら、お前ら席に着け」
休み時間が終わり先生とリュウヤが荷物をもって教室に入ってくる。
「リュウヤ君あの荷物何?」
「あれか?もうすぐわかるよ」
席に戻ってきたリュウヤに二人が荷物について聞くがリュウヤは答えない。
「実はなカムラ社がオーグマーを無料配布してくれたんだ皆一人ずつ名前を呼ぶから取りに来い」
「嘘?!」
「マジ?!」
先生の言葉に皆驚く。どうやら皆予約できてなかったらしい。それぞれ渡されスグに箱を開けてオーグマーを装着し初期設定を始める。
「・・なぁオーグマーって左目につけるのか?」
「あんた何言ってるの?どのPVにも・・あ?!」
「そういえばリュウヤ君・・」
リュウヤは幼い頃左目を失明している。そしてオーグマーは左目に装着する。つまり・・
「俺・・オーグマー使えないじゃん・」
「最後に桐ヶ谷」
名前を呼ばれオーグマーを取りに行くリュウヤ。その姿を見た皆が一気に沈黙する。それもそうだリュウヤの落ち込み具合がまるで世界の終わりにしか見えない。
「桐ヶ谷実はなカムラ社にお前の事を相談したんだ。そうしたらなんと右目用のオーグマーを特別に作ってくれたんだ!!」
そういって先生が取り出したオーグマーの箱は皆のと少しデザインが違う。開けると皆が持っているオーグマーとは左右逆のオーグマーが入っていた。
「リュウヤ君おめでとう!!」
「まさかあんたのために特別に作るなんてね無料配布といいどれだけ太っ腹なのよ」
リュウヤもオーグマーを使える事を知った皆がまた騒ぎ始める。
やがてオーグマーが本格的に発売されリュウヤがコネで手に入れたオーグマーはリーファにプレゼントされた。そしてオーグマー発売と同時にサービスが始まったARMMOオーディナルスケールも大きな人気を会得した。リュウヤの元に菊岡からメールが来たのはその数週間後の事だった。
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