一章 小さき魔物 - 海竜と共生する都市イストポート -
第13話 蘇生
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、それはわからない。
だが、もう間違いない。
今回の件は、裏でなんらかの意図が働いている。
こんなことをして何のメリットがあるのか、まったくわからないが――。
「ティア」
「うん」
「悪いけど、また集まっている人たちを頼む……」
「任せて!」
シドウが近づいていくと、気づいた者が声を上げ、射撃が止まった。
そのままシドウは、取り囲んでいる人たちの半円の中に入って、変身――。
昨日までシーサーペントだったアンデッドが、変身したシドウに気付いたのか、顔を向ける。
その目に、光はなかった。
ドラゴンの姿を見て、言葉を発することもない。
生前の自我は……もうないのだろう。
シドウはティアによる避難誘導を確認し、高く飛び立った。
――今、自然に返してあげるから。
狙いを定め、急降下した。
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