ガンダムW
1626話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
異論がなくなり、話は決まった。
尚、サリィがここにいないのは、あくまでもサリィは連合軍から派遣されている人物だからだ。
「じゃあ、話は決まったようだし行ってくるわね。……アクセル」
「ああ」
本来なら、凛だけで尋問は全く問題なく出来る。
俺がそれに同行する理由は、1つ。……即ち、尋問をする様子を見た連合軍の連中が妙な真似をしないかといった事に対する牽制だ。
勿論この基地にいる面々については信用出来ると思っている。
だが、それでもここにいるのはあくまでも軍人であり、上から強硬に命令されればそれに従わざるを得ない。
どうやって尋問をしたのかを強引に明かせと命令されれば、それに従わざるを得ないのだ。
勿論凛がその辺の軍人相手に負けるとは思っていないが、それでも一応念の為というのがある。
ちなみに、暗示の類は特に難しい魔術ではないらしく、それを見られたところで何が行われているのかは分からないらしい。
その辺は俺の魔法とかと違って便利だよな。
鵬法璽とか出す必要もないのは助かるし。
ともあれ、俺と凛は尋問が行われている場所へと向かう。
元々この基地は決して大きな基地という訳ではない。
この辺一帯の纏め役というか、中心的な役割を果たしている基地ではあるが、そもそもこの辺り一帯がそこまで重要な場所って訳でもないし。
ルクセンブルク基地に比べれば、その規模は圧倒的に小さい。
だからこそ、敵の多くを捕虜にしても扱いに困る事になる。
捕らえられた傭兵がどのような扱いを受けるのかは分からないが、恐らく近い内にニューエドワーズ基地辺りから引き取りにやって来るんだろう。
捕らえられた傭兵達の中には、それが自分の仕事だからと特に何も言わず今の境遇を受け入れる者もいれば、シャドウミラーという事で、何とかして欲しいと言ってくる者もいる。
この辺り、それぞれの性格が出ているな。
このW世界の傭兵達にとって、シャドウミラーというのは色々な意味で特別な存在だ。
数ヶ月前までは全く名前を聞いた事がなかった傭兵団なのに、いきなり連合軍で元帥をしているノベンタ直轄の傭兵部隊として受け入れられた。
更には使用するMSは、今まで全く見たことがなかったMSトールギス。
そこにOZの最新鋭量産型MSのトーラスが加わり、更にはガンダムが2機加わる。
とてもではないが、普通の傭兵団とは思えないだろう。
寧ろ傭兵団ではなく、連合軍辺りの特殊部隊が名目上名前を変えてるだけとか、そんな風に認識してもおかしくはない。
ともあれ、向こうに雇われていた傭兵達も色々と思うところはあるんだろうが、それに付き合っている暇はない。
「アクセル代表、それに凛も……よろしくお願いします。私達は隣の部屋からマジックミラー越
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ