エルキドゥ降臨
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ますか? それとも」」
まだ顔しか見ていないこの世界の士郎は、金髪の綺麗な人、ぐらいの認識しかなかったが、異世界士郎は、綺糺に助けられなかったら命を落としていた傷を与えられて妹を誘拐され、聖杯で妹を送り出すときも邪魔され、牢に送り込まれたし、帰って来た美遊救出にも抵抗した人物だったので、黒い感情をタップリとぶつけてやろうとも思え、アンジェリカの言葉通り「この体で一生支払います」を実行させる気もあった。
「ちょっと待って下さいね」
野菜と肉の灰汁を抜いて、ブイヨンだか出汁が出たお湯は交換しない派の士郎は、この世界の士郎が粉を投入するのを見守ってからエプロンを外した。
これからもカレー鍋と勝負の士郎は、戦友を見送った。
「じゃあ〜、うちのお兄ちゃんは後で桜人形使わせてあげるわ」
桜本人は異世界士郎の嫁になる決心をしたようだが、カレーを口に入れられるとどうなるか分からない。
「ねえ、雀花、雀花のお姉ちゃん、ミミ、ちょっと美遊を押さえててくれる?」
「「「アイアイサー」」」
好物を頂いたので従順な三人、勿論他にもクロエの「鍵を開ける能力」でアンリマユされてしまう人物もいた。
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