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Fate プリズマクロエ お兄ちゃん強奪計画
エルキドゥ降臨
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すっ飛んで行ってメイド部屋にある自分のパソコンに憑りついて、写真を撮って海外のオークションのアカウントを取ってまず1枚出品した。刻印にあるギルガッメッシュ王本人の指紋付きである。

「fsdighghtrgil;hjefihal;hdguis2qp今は亡きエルキドゥ、我が人形に魂と記憶を宿せ」
 ギルガメッシュやロードエルメロイなど、静かに見守る人間だけになり、願われた通りの人物が降臨した。
「ここは? どこ? 僕……」
「ワシやっ、覚えとるか? ギルガメッシュや」
「ギルガメッシュ?」
 どうやら記憶障害で出現したようで、エルキドゥにはギル様の記憶も余りなかった。忘れようとしたのかも知れない。
「故人の記憶は失われたようだ。数千年も前の記憶、転生も繰り返されたのでしょう、私程度の術者では置き換えられなかった、申し訳ない」
「構まへんっ! 記憶ぐらいどないでもなるっ、ワシはこいつがおってくれたらそれでええねんっ」
 何度も何度も泣きながら感謝し、クロエにもアンジェリカにも十分な謝礼をする。「自分の背の高さまで黄金を積む」のは、白人に捕らえられたインカの王以来の出来事になった。
「お嬢ちゃんらには、身を守る宝具もやるわ、これ首から下げといたら間違いないから」
 回復のアミュレットだか身代わりの宝具と、自分で主人を守る短剣を渡され、二人には換金が不可能なぐらいの宝具も与えられた。
 これでクロエの財産は、イリヤが持っている子供のお小遣いや切嗣の弾薬量を超え、エルメロイ家の財産もはるかに超えた。
 人間的なヒエラルキーでも、クロエ>クロエの手下のアンジェリカ>ギルガメッシュ>ロード・エルメロイ>それ以下、が確定した。
「足りんかったり、取られたらまたオッチャンに言うんやで、お嬢ちゃん」
 ギルガメッシュまでクロエにアンリマユされて、一瞬でエヌマエリシュされてしまった。
 王は財宝と持ち主を守る不死の兵を置いて、アンジェリカとクロエを主人として登録した。
「ルヴィア、ちょっと預かっててね」
「え? ええ……」
(クロエ、恐ろしい子……)

「良かったわね、オジサン。アンジェリカもお疲れさま。今日はもう無理だろうけど、明日ならアレクサンダー大王も呼び出せる?」
「なぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
 今度はこの世界のロード・エルメロイの顎が外れ、目玉が射出されて爆発した。
「いや、私なら今からでも構わないが?」
 まだ魔力残量があるアンジェリカが快諾して、人形も残っていたので呼び出そうとしたが、クロエに止められて耳打ちされた。
(ここで、お兄ちゃんに「魔力注入してもらえないとできません」って言うのよ)
(そ、そうだったのか)
「こ、これ以上するには、シローに魔力注入して貰ってか
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