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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十八話 模擬戦 ライトニング
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ィッシュを防いだ。

「よく前に出てこれたね!」

「こういう場合は前に出ろって、副隊長とシスターに叩き込まれましたからね!」

上からの圧力に耐えながら、アスカは叫ぶように言った。

長い武器の場合、取り回しが難しい為、間合いを詰めて根本を抑えればダメージは受けない。

(理屈は簡単だよ!でもね、すげぇ怖い!)

冷や汗を流しながら、アスカはフェイトとの力比べに入る。

「さすがに、力じゃ負けちゃうかな?」

「よ、よく言いますね…」

ジリジリと押されるアスカ。

アスカも魔力強化はしているが、元の魔力が違いすぎる。

このままでは、押し負けてしまう。

「でもね、オレのデバイスは双剣なんですよ!」

十文字で受けから左腕一本でバルディッシュを受け止めると、空いた右腕で攻撃を放つ。

「インパルスナイフ!」

ラピッドガーディアンから突き出た魔力刃がフェイトに迫る。だが、

「ソニックムーブ!」

瞬時にフェイトが消える。

そして、数メートル先に姿を現すフェイト。

「いいね、アスカ。その調子だよ」

「その調子って…」

フェイトの余裕を奪えずに苦笑するアスカ。

(でも、ソニックムーブは出させた。じゃあ、次の仕掛けだ)

アスカの攻撃を回避する為に、フェイトはソニックムーブを使った。

確実にアスカがフェイトに迫っているという事だが、その分不利にもなる。

これでフェイトは、ソニックムーブを使用する事を躊躇しないだろう。

「こんなのはどうです!」

アスカはラピッドガーディアンを振り上げ、自分の周りにバリアを多数張り巡らせた。

「あれは…」

アスカとフェイトの模擬戦を見ていたエリオが、その光景を見て思い出す。

「夜中にやっていた魔法の練習で、最後の仕上げのヤツだ」

確か、強度に問題があって実戦ではまだ使えないと言っていた魔法だ。

アスカはそれを使っている。

「ちょっと攻めづらいかな」

アスカの意図が分かったフェイトは、思わず苦笑いを浮かべた。





「まったく、脆い防御魔法でソニックムーブを封じようなんて、よく考えつくよ」

なのはも、アスカの考えが分かったのか、呆れたような笑みを浮かべた。

「ど、どういう事ですか?」

まったく状況が理解できないスバルが、なのはに聞いてくる。

「よく見ろ。アスカは自分の周りにバリアをたくさん展開している。あのバリアは脆いが、自在に動かせるようにしている」

なのはの代わりにヴィータが答えるが、スバルには何の事だかさっぱり分からない。

「なのは隊長やアタシなら何の問題も無いが、超高速戦を得意とするフェイト隊長だと、あの布
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