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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十八話 模擬戦 ライトニング
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高速戦ではフェイトの方が数段上。リミッターを掛けられていても、魔力値もアスカより遙かに上だ。
バカらしくなるくらいに戦力差がある。
「今度はこっちから行くよ!」
フェイトがバルディッシュを水平に構えて踏み込んでくる。
「上手くいけよ!」
襲いかかってくるバルディッシュ。瞬時にバリアを張るアスカ。
「ハァッ!」
フェイトはバリアにかまわず、バルディッシュを横に凪ぐ。
アスカの目の前でバリアが砕ける。
「ぐっ!」
かろうじて、アスカはラピッドガーディアンでバルディッシュを受け止めるのに成功した。
「とりあえず、一つクリアだな」
歯を食いしばりながらも、アスカはふてぶてしく笑った。
「ギリギリ受け止めた、って感じね」
今の攻防を見たティアナの感想はそうだった。
「それだけか?」
「え?」
ヴィータが模擬戦から目を離さずに言う。
「分からねぇか?最初、チーム戦の時にフェイト隊長の攻撃を受けてアスカは弾き飛ばされたんだぞ。なのに、今回はバルディッシュを受け止めたんだ」
「「あ!」」
ヴィータの説明を聞いて、ティアナとスバルは声を上げた。
戦闘中で急に実力が上がるなんて事はない。
だとしたら、アスカは何らかの工夫をしてフェイトの攻撃を受け止めたと言う事だ。
「ボーっとしてんじゃねぇぞ。仲間がこの模擬戦で何をしているか、何を理解しているかを考えて見ろ」
「「……」」
アスカはバルディッシュの軌道を見切ってバリアを張った。
いくらフェイトがバリアを切り裂いても、攻撃そのものはラピッドガーディアンに全て防がれる。
「なるほど。バリアを防御で使うんじゃなく、クッションとしてつかってるんだ」
フェイトがアスカの手を読む。
バルディッシュの一撃は確かに重い。それでも、バリアを破壊した分、勢いは殺される。
リミッターが無いなら話は別だが、今のフェイトは能力制限つき。影響は出る。
「シグナム副隊長との模擬戦の時に気づいたんですよ。AAクラスまでなら通用する防御テクニックです」
肩で息をしながらアスカは答えた。余裕は全然無い。
(体重移動とインパクト時の力の入れ方だけで破壊力を増しているのか!魔力強化してないのに、こんなに重いとはね)
冷静を装いながら、内心舌を巻くアスカ。
「じゃあ、これならどうかな!」
魔力反応!強化した!
アスカが感知した時には、フェイトはすでにバルディッシュを振り下ろそうとしていた。
「速い!」
バリアを展開する間も無い。
ガキッ!
アスカは前に出てラピッドガーディアンで十文字受けでバルデ
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