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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十八話 模擬戦 ライトニング
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スカの問いかけに、二人は俯いたまま答えない。
(やっぱり、か)
アスカは両膝を地面につけて、目線を二人に合わせる。
「ハラオウン隊長と……お母さんと戦うのは、怖いか?」
なるべく優しく、怯えさせないように語りかけるアスカ。
その言葉に、二人はビクッと身体を震わせた。
「お母さんと戦うのはイヤ、だよな。当然」
それを聞いたエリオが顔を上げる。
「ボクはフェイトさんと一緒にいたくて六課にきたんです!フェイトさんと戦う為じゃないんです!」
叫ぶエリオの目には、涙が浮かんでいた。
「私もそうです!少しでもフェイトさんの側にいたくて…少しでも役に立ちたくて…心配かけないようにしたいだけなのに、何でフェイトさんと戦わないといけないんですか!」
キャロも泣きながらアスカに叫ぶ。
「そう、か……」
もっと早く気づくべきだった。二人は悩んでいたに違いない。
エリオとキャロは優秀ではあっても、まだ10歳の子供なのだ。
アスカは後悔した。
ここ最近はティアナの事で手一杯だったので、エリオとキャロの事を殆どみてやれてなかったのだ。
そのせいで、二人を追いつめる結果になってしまった。
「ごめん、エリオ、キャロ」
「え…」「あ…」
アスカは、エリオとキャロを抱き寄せた。
「オレがちゃんと、この模擬戦の意味を話していたら、こんなに苦しまなくてよかったんだよな…ゴメン」
強く、アスカは抱きしめる。それは、二人に懺悔するようにも見えた。
「今回の事は、オレの責任だ。お前達はここで見ていてくれ」
「「え?」」
「今から模擬戦の意味説明する時間はない。だから、ここから先はオレ一人でやる」
「……」「あ、あの…」
「オレは六課で、いま自分がどの位置にいるのか知りたい。隊長を通して、オレの実力がどれくらいあるかを知りたいんだ」
アスカはそう言って二人を離す。
「エリオ、キャロ。ごめん、お前達を苦しめて。後で、ちゃんと話をしよう」
アスカはそう言い残し、フェイトの元に向かった。
「ども、おまたせさまです」
おどけた風に、アスカはフェイトの前に立つ。
「えーと、エリオとキャロは?」
離れた場所にいる二人に目を向けるフェイト。
「お母さんとは戦えないそうです」
「そっか……」
アスカの答えに、フェイトは少し寂しそうな目をした。
「申し訳ありません!オレが二人にちゃんと今回の模擬戦の意味を教えていなかった所為です!エリオとキャロに責任はありません!全てオレの責任です!」
アスカは深々と頭をさげて謝罪する。
「そんなに謝らなくていいよ。でも、そうなるとライトニングは棄権って
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