第三章:月光校庭のエクスカリバー/雷洸射の火神鳴
Change6:雷洸射の火神鳴〜Encounter with white〜
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『(それにしてもあの青年の力の波動…どこかで感じたことがある…いや気のせいか?)』
『どうしたアルビオン、考え込むとは珍しい』
『いや……なんでもない』
『それにしても、回収対象のパルパーとコカビエルは遺体すらない状況。仕方ないあのエクソシストだけでも回収するか』
『どうする?回収したのがエクソシストだけではアザゼルになんていわれるか分からないぞ』
『ありのままの事実を伝えるしかないだろう……。とりあえず途中から映像として記録しているから問題ないと思うが。さて降りるぞ……』
『待て!あの男……様子が変だ』
『ん?どうしたんだ……』
『そこにいる奴。さっさと降りてきたらどうだ?』
『『!?』』
『もしかして我らの事を指しているのか!?気配は消しているはずだが―――』
『そうだろう。何せここにいる俺を寸分違わずに狙っているのだからな』
『……どうする』
『実に面白い!―――どうせなら彼のご要望どおりに姿を晒すさ』
―○●●●●○―
『降りてきたか』
「ん?急に何言ってんだ、シン?」
イッセーは気づいていないようだな。回りを見ればテュールと羽衣以外もどうやら上にいる存在には気づけていないようだ。
『ハハッ、参ったな。気配を消しているのに気づかれているとは』
「「「!!!???」」」
俺と羽衣、そしてテュール以外が突然の声に驚いていた。
「う、ぐっ…… 左腕が… 熱い…」
イッセーの神器が突然出現し輝きだす。そして学園に張ってあった結界が破れ、そこから白い鎧を纏った人物が現れた。
あの鎧の形状とイッセーの神器が反応したこと。そして何より鎧よりも目立つ背中の青に輝く翼おそらく白い龍だろうな。
『そこの白いあんたは、白い龍《バニシングドラゴン》か?それと何しにきた…』
『ほう、そこまで見抜くとは…、さすがコカビエルを簡単に倒した実力を持っていることはあるな。そうだ、アザゼルに頼まれてね、コカビエルを回収しに来たんだが……君が焼失させてしまったのでね。せめてそこのはぐれ神父を回収させてもらうさ。それとその腕、下げてもらえないかな?俺は先ほど君の問いに答えたように彼を回収しに来ただけだからね』
まあ、今のところ戦意はそこまで感じられないからいいか。それにアザゼル・・・。確か堕天使の総督の名前が出てくるとは、おそらくコカビエル以上の反応の持ち主はそいつで間違いないだろうな。
まあ、今のところは考えても仕方ないか。
俺は白い龍び向けた『アームストロンガー・カノン』を下げた。
そしてフリードを回収している。このまま帰ってくれると嬉しいんだがな。
数秒の沈黙が流れる。だがこ
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