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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic25-C航空空母アンドレアルフス攻略戦〜Scylla 2〜
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る戦闘機は、ナベリウス1機のみ。魔導師のアリシア、騎士のトリシュタンとアンジェリエの共闘が始まる。

†††Sideすずか†††

“聖王のゆりかご”の後方を護る護衛艦“アンドレアルフス”を制圧するために突入した私とシグナムさんとエリオとキャロの4人だったけど、気が付けば私は独りになっていた。何かしらのトラップか攻撃か、詳しい原因は判らないけど分散させられた。シグナムさん達を捜しつつ通路を巡り、そして辿り着いたのがスライドドアの先にあった・・・

「ブリッジ・・・」

だった。パノラマウィンドウのような横に広いキャノピーで、見えているのはゆりかごのスラスター。壁に沿って設けられている機器。天井を埋め尽くすほどの赤色と青色のケーブルに繋がれたポッドが中央に1基。そのポッド内には、細いケーブルをうなじや背中に取り付けた「アルファ・・・」っていう名前の女の子が収められていた。

『ようこそ。アンドレアルフスの心臓部へ。ジェイル・スカリエッティのたった1人の弟子、月村すずか』

ポッドの中に居るアルファからの通信。内容からして「私だけに何か要件があったの?」ってことになる。ドクターの弟子ってことが大きな理由らしいけど・・・。

『ええ。我が愛おしき父、プライソンの願いのために。ジェイルの関係者はすべて排除するために。あなたをここへ呼び、邪魔者はスキタリスの連中に任せたのよ』

スキタリス。メガーヌ准陸尉たちアルピーノ家のことだよね。エリオとキャロが心配だけど、今は信じるしかない。

「こんな精密機械に溢れたブリッジで戦闘をするつもりかな?」

『S+ランク魔導師と全力戦闘をしたところで、我がアンドレアルフスの心臓には傷1つとして付かないわ』

背後のスライドドアが開いたことで、ハッとして私は振り返った。そこに居たのも「アルファ・・・!?」だった。ポッドのあの娘は下着1つすらも付けて裸体だけど、今入って来たアルファは、以前モニター越しに見た時と同じブラウスとリボンとプリーツスカート姿。でもブレザーは着てない。さらに言えば、両腕と両脚には篭手と脚甲、それに胸甲を装着していて、右手には太刀、左手には小太刀が握られてる。

『そこに居るのはスペアボディ。オリジナルである私とは違って脳ではなく、人格を反映させたAIを搭載した完全なるガイノイド。私よりスキル効果は弱く、戦闘力も低い。ですがそれも、トーレとチンクによって破壊された先代スペアボディまでの話。そこに居るのは、オリジナル以上の戦闘力を有した――』

「完全機なのよ!」

オリジナルのアルファの言葉を継ぐようにそう言い放ったスペアのアルファが突っ込んで来た。外から内に向かって横薙ぎに振るわれる太刀の一撃。私の左首筋へ向けて迫り来る太刀の腹に真下から左アッパーを打ち
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