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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic25-C航空空母アンドレアルフス攻略戦〜Scylla 2〜
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程度の空間攻撃、避けるなど容易いと、挑発して見せます』
イプシロンからの通信越しの煽りに「そうですか」とトリシュタンは冷静さを失うことなく、高機動戦闘機隊をどうすれば撃墜できるかを思案する。問題はイプシロンの乗る有人機。撃墜すれば、いくら犯罪者とは言え搭乗者の命に関わるかもしれないからだ。
(隊の頭脳。となれば十中八九、イプシロンの乗る機体が他の機体を操ってると考えてもいいはず・・・。操縦席の装甲を力尽くで引っぺがして、イプシロンを引っ張り出しましょうか。そうすれば他の機体も停止するでしょうし)
そう考えたトリシュタンは「一緒に攻撃してくれますか?」とワイバーンの首筋を一撫で。ここまでは彼女1人で数多くの戦闘機やガジェットを撃滅し続けていたため、ワイバーンは空を移動するためのパートナーとしていたが、ここでようやく戦力として頼った。
「グルル!」
「ごめんなさい。なんて言っているのかは判りませんが、お願いします!」
「グァァー!」
ワイバーンが嘶いて大きく口を開けると、集束砲の如く魔力が集束され始め、それを確認したトリシュタンも先程と同じように指に挟んだ4本の矢を“イゾルデ”の弦に番え・・・
――滅び運ぶは群れ成す狩り鳥――
射った。今度はすぐに炸裂して、ナベリウスとパズズ6機を包囲するように球体状に飛び回る。そこに間髪入れずワイバーンから放たれる集束砲――ドラゴンブレス。閃光包囲は見た目では隙間が一切無いように見えるが、攻撃判定があるのは先端の1m程。残りはただの光の尾であるため、そこを上手く突けば光線包囲より逃れられる。実際にナベリウスとパズズは逃れはじめていた。ただ、包囲の中心に到達して球体状に爆ぜたドラゴンブレスの一撃に、脱出に遅れた1機のパズズの左主翼が呑まれた。
「それでも墜ちないんですね・・・!」
器用にバランスを取って飛行を続けるそのパズズは、そのままトリシュタンとワイバーンへと特攻して来た。ワイバーンの回避行動を封じ込めるかのように他5機のパズズより砲撃が発射される。ワイバーンが回避行動に移り、鞍に跨るトリシュタンは指の間に2本ずつの計8本の矢を作り出して・・・
「往けッ!」
――翔け抜けし勇猛なる光条――
まずは親指と人差し指に挟んでいた魔力矢2本を射る。矢は砲撃と化して、前方より迫り来るエネルギー砲2発を真っ向から迎撃。トリシュタンはワイバーンの回避行動合わせて上半身を捻り、残りの4本の矢で砲撃を迎撃し、2本は特攻して来るパズズを撃ち貫いて撃墜した。
「さすが飛竜! とても良い機動でした!」
「グルル!」
さらに放ち続けられる追撃のエネルギー砲を、ワイバーンは回避してはドラゴンブレスを吐き、トリシュタンは「少しずつでも!」射撃・砲撃と繰り
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