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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic25-C航空空母アンドレアルフス攻略戦〜Scylla 2〜
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り上げられる小型の竜巻を纏う扇と、クラリスの上段から振り降ろされる“シュトルムシュタール”が激突し、「うぎゅぅ・・・!」ゼータはすぐに左膝を床に付いたが、足元にテンプレートを展開。
「吹き飛ばして差し上げます!」
――オーバー・エフ――
竜巻の勢いをF2(家の壁や屋根が吹き飛ぶレベル)からF4(家でも吹き飛ぶレベル)へと強めると、「くぁぁ・・・!」クラリスとアレクサンドロスもとうとう吹き飛ばされ、クラリスは「おっと!」ヴェロッサがキャッチしたが、何百kgという体重のアレクサンドロスは壁に叩きつけられた後、ドスン!と床に激突した。
「ありがとう、ヴェロッサさん」
「僕も手伝うよ、クラリス。行くぞ、お前たち」
クラリスを降ろしたヴェロッサの周囲に新たな猟犬が創り出された。クラリスは「感謝です」彼に頭を下げた後、「お疲れ様、アレク」そう言ってアレクサンドロスの召喚を解いた。
「私たちスキュラは、人間に対しての殺害許可が下りております。ここからは本当に手加減しませんよ」
ゼータは開いた扇を持つ手をクロスさせて構えを取り、物騒なセリフを吐き出した。クラリスは部下を全員下がらせ、自分1人でゼータと正対する。そんな彼女の周囲を警備するように猟犬9頭が配置された。
「我が栄えあるグリューン・ガルデーニエの騎士たちよ! 先行して、第零技術部からの情報にあったガンマを制圧せよ!」
“シュトルムシュタール”をブンブン振り回しながらクラリスがそう伝えると、「ヤヴォール!」部下たちは一斉に広間の先へ向かおうとした。もちろん防衛を任されているゼータはそれを許さず、あろうことか通路と広間の繋ぎ目に向かってカマイタチを放った。天井を崩して通路を塞ぐつもりだろう。
「させるかぁぁーーーっ!」
――トライシールド――
3人の騎士がシールドを展開したうえで跳び上がり、カマイタチが繋ぎ目に直撃するのを防いだ。だが「ぐあ!」彼らの騎士甲冑がところどころ切り裂けれ、そこからブシュッと血が噴き出した。
「手加減は無用と申しましたから」
感情の見えない声色でそう言い捨てたゼータへとクラリスは突進しつつ、改めて「先行!」と伝える。傷を負った騎士3人は自ら立ち上がり、まだ戦えます、という視線をクラリスに向けていたため、彼女はその3人を信じ、そんな指示を出したのだ。
「私は良い部下を持った」
そして彼女は“シュトルムシュタール”をブンブンと振り回してゼータに連撃を繰り出す。少しでも部下が安全にこの広間を突破できるように。続々と奥の通路へと入って行く騎士たちと、その護衛を任された猟犬5頭の姿にゼータが「止まりなさい!」と叫ぶもすでに手遅れ。クラリスの猛攻を回避するので精いっぱいで、追撃を行えなかった。
「ヴ
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