暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic25-C航空空母アンドレアルフス攻略戦〜Scylla 2〜
[2/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
することも可能。
「よし。アジトに残るお嬢さんを迎えに行こうか」
ヴェロッサは猟犬と共に爆発音が繰り返し轟く通路の先へと向かう。途中途中で通路は枝分かれし、「さぁお前たち、行っておいで」5人1班に分かれて通路の先へ向かう騎士たちに、猟犬2頭を付かせる。そして最後はクラリスを班長とする第1班のみとなり、ヴェロッサはクラリスを除く9人に続く。
――サウザンドブレス――
突如として爆発音が突然途切れたかと思えばその直後、通路の先より強烈な突風が通路内を吹き抜けて来た。ヴェロッサや騎士たちは「うわああああ!」その場に踏ん張りきれずに吹き飛ばされ、床をゴロゴロと転がった。
「今のは・・・!?」
急いで立ち上がったヴェロッサから手を差し伸ばされた騎士は「ありがとうございます」とその手を取って立ち上がる。彼らよりさらに後方まで転がった騎士たちも立ち上がり、「交戦音!」が通路の奥から聞こえて来ることに気付いたことでそれぞれアームドデバイスを掲げて、破壊音が轟く通路の先へと駆けて行く。ヴェロッサもまた彼らに続き、そして広い空間へと到着した。そこでは2人の少女が交戦していた。片やクラリス。
「ここから先は通行止めです!」
片や艶やかなストレートの黒髪の少女。銀色の瞳。白のブラウス、赤いリボン、裾付近に白のラインが1本入った黒のプリーツスカート。“スキュラ”シリーズと呼ばれる特別製のサイボーグ姉妹の共通衣服に、個人で別々なオプションであるクリーム色のカーディガンという格好で、両手に扇を持っている。
「あの服装は、第零技術部から頂いた資料にあったスキュラとか言うサイボーグ姉妹の・・・!」
扇をひとたび振れば、恐ろしいほどの突風が吹き荒れる。彼女はゼータ。しかしオリジナルはすでにフォルセティによって殺害されてしまっているため、人格が反映されたAI搭載のスペアボディだ。
「この程度の風でアレクサンドロスの疾駆は止まらない!」
クラリスの駆るアレクサンドロスはしっかりと床を踏みしめ、暴風に負けずにゼータへと突進していく。ゼータは横っ飛びすることで突進を躱し、即座に「エアスライサー!」扇を振るった。放たれるのはカマイタチ。それがアレクサンドロスの横っ腹に直撃するが、僅かな出血というダメージだけで終わった。
「そんな・・・!」
ショックを隠せずその場に佇むゼータへと向かって「おおおおお!」騎士たちが一斉に剣や槍、斧や鎌と言ったデバイスによる直接攻撃を仕掛ける。しかし「鬱陶しいです!」扇と両腕を大きく広げその場で旋回。自身の周囲に竜巻を発せさせ、「わあああああ!」騎士たちを吹き飛ばし、壁や天井に床と叩き付けていく。
「私の大切な部下をよくも・・・!」
「侵入者風情が何を!」
ゼータの下段から降
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ