ガンダムW
1625話
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「準備はいいか?」
『はい、いつでも大丈夫です』
「よし……撃て」
その言葉と共に、リーオーのライフルから弾丸が放たれ、第3勢力のリーオーへと命中する。
いきなり味方の機体が破壊された事に驚き、動きが止まった敵は……次の瞬間、ドーバーガンで撃破された。
いつものように最大限に威力を発揮したドーバーガンではなく、ビームライフル程度に威力を抑えているので、基地の施設を破壊するような事はない。
もっとも、向こうにとってはそれでも十分脅威の一撃なのは変わらず、それにより動きを止めてしまったのだが。
そして敵の機先を制した次の瞬間、トールギスとリーオーはビームサーベルを構えながら敵に突っ込む。
だが、さすがOZの基地を落とした第3勢力と言うべきか、こっちが敵との間合いを詰める頃には向こうもビームサーベルを展開してこっちに反撃の一撃を放つ。
「甘い」
敵のリーオーが振るうビームサーベルを、スーパーバーニアを使って機体を沈めてかいくぐり、そのまま胴体をビームサーベルで一閃する。
その一撃でコックピット諸共に機体を上下にされたリーオーを後ろに残し、もう1機に迫る。
一瞬前に両断したリーオーの爆発を背中に感じながら、コックピットへとビームサーベルの切っ先を突き刺す。
機体に大きな損傷はなく、コックピットだけを貫かれたリーオーは、その場に崩れ落ちる。
まぁ、大きな損傷はないというのは間違いじゃないけど、コックピットは貫通されてるんだが。
それでも、今後ろで爆発した機体に比べれば、全く問題のない損傷だろう。
『アクセル代表!? もうこっちに来てたんですか!?』
第3勢力のリーオーが崩れ落ちたのと前後するように、基地の角から1機のリーオーが姿を現す。
その機体については味方だと理解していた為、特に驚くような事はないまま通信を送る。
「ああ。もう外でこっちを迎え撃っていたMSは殆ど全滅している筈だ。残っているのは、この基地の中にいる奴等だけだな」
『それは……何ともまぁ。俺達が防戦に徹してもあれだけ苦戦したのに、凄いですね』
「それが出来てこそシャドウミラーだからな。それより、こいつを引き取ってくれ」
先程牽制の一撃を放ったリーオー……戦闘の中で味方からはぐれ、俺と行動を共にしていた機体にトールギスの顔を向ける。
『あー……ジャスティン? お前、いなくなったと思ったらアクセル代表と行動を共にしてたのかよ。また、随分と羨ましい待遇だな』
『そ、そんな事を言うなよ。こっちだって、色々と大変だったんだからな! そもそも、はぐれたのはお前も一緒だろ!』
『はっ、お前がはぐれたから探しにきてやったんだろ。大体、お前はいつも……』
『そんな事を言ったら、お前だって……』
何な
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