ガンダムW
1625話
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り、もう殆ど勝負は決まったようなものだろ? 後は追撃でどれだけ向こうの戦力を削って捕虜を取れるかだろ」
映像モニタには、ガンダムを足止めする為のMS部隊が既に全滅している光景が映し出されており、シェンロンガンダムとデスサイズがそれぞれ基地の中に突入しているのが見て取れる。
こうなってしまえば、第3勢力に出来るのは、大人しく撤退するだけしかない。
このまま戦闘を続ければ、確実に全滅するだけなのだから。
だが……それもまた難しいのは事実だ。
第3勢力が脅威なのは、あくまでも未知の存在だからだ。
だが、撤退しようものならその後を追い、どこに拠点があるのかを確認する事が出来る。
同時に多くの捕虜も手に入れる事が出来、未知という言葉は意味をなさなくなる。
だが、撤退しなければ撤退しないで、全滅するまで戦えとか、自爆しろとかいう事になる。
一部の使命感とか忠誠心とかが高い兵士なら、それでもいいだろう。
マグアナック隊とか。
だが、そんな者はそう多くはない。
であれば、必ず降伏してこっちに何らかの情報をもたらしてくれる筈だ。
つまり、この基地の攻略を失敗した時点で向こうは詰み……とまではいかないが、それに近いダメージを受けた事になる訳だ。
……さて、第3勢力の正体はどんな勢力なんだろうな。
本命バートン財団、対抗ホワイトファングといったところか。
いや、他にも勢力はいるのかもしれないが、俺は分からないしな。
コロニー市民が独自に軍備を整えたという可能性もあったが、基本的に呑気な性格のコロニー市民がそんな真似をするのかと言われれば、疑問に思わざるを得ない。
『アクセル、そろそろ私達も戦闘に加わった方がいいんじゃないか?』
「そうだな、このまま上で見ているだけだと味方の被害が大きくなるだろうし」
この基地の連中は気に入ってるし、ここで下手に被害が増えようものなら、連合軍のお偉方の中でも俺達に対して敵対的な奴が、これ幸いとこちらを攻撃してくるだろう。
トップ3人がこっちに対して友好的である以上、少し騒いだ程度でどうにもならない。ならないのだが……だからと言って、騒動は起きない方がいいのも事実だ。
そんな訳で、とにかく今は敵の数を減らすべく基地の中で既に情勢は最悪になっている第3勢力に対して攻撃を開始する。
一応捕虜は多ければ多い方がいいって事で、狙うのはリーオーの下半身。
両腕が無事だと武器を使われる可能性もあったのだが、そちらはあの基地の連中にどうにかして貰おう。
全てをこっちでやったりすれば、基地の連中の面子を潰すという事になりそうだし。
「五飛、デュオ、そっちの様子はどうなっている?」
『あん? 問題らしい問題はないぜ?』
『デュオに同じくだ』
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