ガンダムW
1625話
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自体はもう終わりに近い。
この基地のリーオーは右手を失っており、何とか左手に持っているライフルで反撃をしているものの、第3勢力のリーオーには全く当たる様子がなかったからだ。
「俺が攻撃するから、お前達は見てろ」
それだけを告げ、一気に前に出る。
スーパーバーニアを使って距離を縮め……向こうもこっちに気が付いたのか、慌てたようにライフルを向けようとするも、その動きは遅い。
これが普通のリーオーや、ましてやエアリーズであったなら向こうの動きも間に合っただろう。
だが、この機体はトールギスだ。
そしてスーパーバーニアは初期の物より更に強化されている。
「食らえ」
左手のマシンキャノンを使い、最初にライフルを持っている右手を破壊し、続いて左腕を少しだけ下げて右足を破壊。
片足になったリーオーは、当然のように地面に崩れ落ち……続けてビームサーベルで頭部、左手、左足を破壊する。
リーオーの中には両肩にビーム砲を装備している機体もいるのだが、この機体はノーマルの装備だったらしい。
それはこっちにとっても助かったが……同時にそれは、このリーオーに乗っているパイロットが敵の中でも地位のある人物ではない可能性が高い事を意味していた。
まぁ、地位が高くてもMSの操縦技術に自信がないからノーマルのリーオーに乗っているという可能性もあるが……そんな事は滅多にないだろう。
「よし。……無事だな?」
『え? あ、はい。アクセル代表?』
撃破寸前だったリーオーのパイロットと言葉を交わしながら、四肢と頭部を切断したリーオーのコックピット部分を軽く踏み、少しだけ歪ませつつ頷く。
「ああ。……にしても、集団戦闘じゃなくて、随分とはぐれている奴が多いな。……おい、こっちだ」
その声に、2機のリーオーが近付いてくる。
俺に助けられたリーオーのパイロットが驚きの表情を浮かべているのを見ながら、口を開く。
「分かってるな? お前達はこのリーオーを運んでこい。ついでに、そのリーオーも戦闘はもう殆ど不可能だろうから、連れていけ」
それだけを告げると、返事を待たずにスーパーバーニアを使って空中に浮き上がる。
リーオーと行動を共にするのもいいんのだが、向こうが飛べないというのが大きいよな。
エアリーズは機動力は高くても運動性が低いし……行動を共にするのなら、やっぱりトーラスのような機体が一番楽だ。
そういう点では、ガンダムも落第点と言っていいだろう。
すると、そんな俺の考えを読んでいた訳ではないだろうが、綾子の操縦するトーラスが姿を現す。
『アクセル、トラゴスは全滅させてきたから、援護射撃に関してはもう心配いらないよ。次はどうする?』
「どうするって言ってもな……こうして見る限
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