ガンダムW
1625話
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んだ、この2人。
いや、仲がいいのは分かったんだが、それでも俺を放っておいて、言い争いをするとか。
随分と肝が太いな。
「悪いが、喧嘩はその辺で止めておけ。今はそれより、この基地を襲ってる奴をどうにかする方が先だろ」
『あ、すいません』
『申し訳ありません、アクセル代表』
2人も、俺の言葉でようやく我に返ったのか謝罪をしてくる。
……さて、取りあえずこの2人が収まったところで、だ。
「一応聞いておくが、この第3勢力の奴等を捕虜にしたか?」
『どう、でしょう? 申し訳ありませんが、私には分かりません』
『あ、でも司令もこの連中がどこの誰かを知りたがっていましたので、出来るだけ捕虜にするようにというのは命令されてます』
「けど、まだ捕虜を取ったかどうかは分からない、と?」
その言葉に、2人のパイロットは頷く。
まぁ、仕方がない。向こうはOZよりも腕利きのパイロットが揃っている。
シャドウミラーのパイロットにとってはドングリの背比べに近い程度の差でしかないが、この基地のパイロットには大きな差なのだろう。
「分かった。なら、そっちは俺がどうにかしよう。お前達は俺と少しの間一緒に行動しろ。次に敵MSに遭遇したら、そいつを胴体だけにしてお前達に渡す。それを捕虜として連れて行け」
『了解しました』
『分かりました』
取りあえず捕虜の確保はこれでOK、と。
何気にMSを捕虜にするというのは難しい。
四肢切断をして胴体にするだけならそこまで難しくはないんだが、そのままにしておけばコックピットからパイロットが逃げ出すし、かといって迂闊にコックピットを潰す力加減を間違えればパイロットが死ぬし。
一番いいのは胴体のコックピットに何か重しでも置いておく事なんだろうが……それはそれで、向こうの仲間が味方を見つければ助ける可能性が高い。
そういう意味では、捕虜にしたらすぐに運んでくれる奴がいるというのはありがたい。
幸いにも敵の数はそれ程多くない。
であれば、こっちも相応の捕虜を確保するのは難しくはないだろう。
こうして俺はこの基地に所属するリーオーを2機従え、次の獲物となるべき敵を探す。
「……向こうだな」
少し離れた場所で起きた爆発を感知し、そちらに向かって移動する。
2機のリーオーは、大人しく俺の後を付いてくる。
さっきまでは喧嘩……というか、言い争いをしてたんだが、いざ実戦ともなればやっぱり相応の態度は取るんだろう。
まぁ、実戦の中でもさっきのままだったら、こっちも相応の態度を取る必要があっただろうが。
ともあれ、爆発のあった方に進むと……そこでは、こちらの味方信号を出しているリーオーが、第3勢力のリーオーと戦っているところだった。
いや、戦い
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