第三十九話 おぢばがえりその二
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「それに汗をかかせてもらって」
「気持ちよくですね」
「ひのきしんさせてもらうの」
「そうですね、僕もようぼくコースですから」
「おぢばがえりのひのきしん頑張るのね」
「はい、やらせてもらいます」
物凄く明るい返事でした、屈託のない。
「全力で」
「頑張ってね、本当にかなりの汗かくから」
「夏ですからね」
「この通りおぢばの夏は暑いから」
今もかなりのものです、奈良県は盆地なのでどうしても夏は暑くなります。ついでに言いますと冬はかなり寒いです。
「水分補給もしっかりね」
「だからおぢばがえりの時詰所やおぢばのあちこちにお茶が置いてあるんですね」
「そう、麦茶が飲めるの」
普段も神殿本部前の公園にあります。無料です。
「よく冷えたね」
「あのお茶物凄く美味しいですね」
「常に水分補給は忘れないことよ」
「ひのきしんの間も」
「さもないと脱水症状になるから」
このことは気をつけていないといけないです、おぢばがえりひのきしんの時に私もいつも言われていることです。
「そのこともあってなのよ」
「あちこちにお茶のコーナーがあるんですね」
「そうなの、お塩も置いてるから」
勿論塩分補給の為です。
「おぢばがえりの時は飲んで舐めて」
「それで頑張るんですね」
「そうよ」
「じゃあ僕も」
「水分補給しながらね、塩分も」
「頑張りますね、今年も」
「そうしてね、私も高校生としてはね」
ふと上を見ました、思い返してみますと。
「これで最後のおぢばがえり、それにね」
「それに?」
「高校生として最後の夏ね」
「そうですね、僕は最初で」
「来年はどうして迎えるのかしら」
夏をです。
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