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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
257部分:聖戦その二
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を登った。ユリアとレヴィンがそれに続く。
 大広間から激しい戦いの音が聞こえる。セリスはそれを聞いて振り返りたかった。
 しかし振り返らなかった。そして螺旋状の階段を登っていく。
 ビグル達が迫る。しかしそれを切り落とし先へ進む。
 遂に天主の屋上へと繋がる二つの部屋のうちの一つに着いた。三人は部屋に入るとサッと身構えた。
 だが部屋の中には何も無く誰もいなかった。空洞の様な部屋だった。
「!?」
 三人がいぶかしんだその時であった。部屋の中央に黒い渦が現われた。
 そこから頭に一本の頭髪も無い全身から邪悪な瘴気を放つ男が現われた。漆黒の法衣を着ている。
「貴方は・・・・・・!」
 ユリアは彼の姿を見て叫んだ。かってバーハラの城においてマンフロイと密談していたあの男である。
「フフフ、よく覚えていたな」
 彼はユリアに対して笑いながら言った。

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