国王暗殺編
集結
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・》のギルドの連中は?」
「もう来ている。付いてきてくれ」
一言交わした後、アルカディオスさんが先頭になり、その後ろを付いていく。そのまま城の中に入りしばらく入ると、一つの部屋の前で立ち止まる。
「この部屋で待っていてくれ。すぐに戻ってくる」
そう言い残しその場から立ち去るアルカディオスさん。俺たちは言われた通り中で待っていようと扉を開くと、そこには見知った顔がいくつもあった。
「ややっ!!また美しい人たちが」
「お前、すっかり侵食されてるな」
入って早々カグラさんの手を取り片膝をついて見せたのは青い天馬のタクトさん。その後ろではレンさんやヒビキさん、イヴさんといったいつもの面々が剣咬の虎のミネルバさんとユキノさんと騒いでいた。
「ささ、ぐぐっと飲んじゃって」
「いや・・・あの・・・」
「俺たち何してるんだ?」
「依頼に来たはずなんだが・・・」
そのすぐ近くではジェニーさんが三大竜を相手にグラスにお酒らしいものを注いでいるが、三人は何が起きているのかイマイチ理解が追い付いているらしく、リアクションに非常に困っていた。
「お前たち!!遊びに来たんじゃないぞ!!」
なぜか俺たちまで巻き込まれそうになったその時、五人を一喝する声が響き渡る。
「すぐに片付けろ!!」
「「「「「へい兄貴!!」」」」」
「あれ?これ前にもなかった?」
「そんな気がするよね」
一夜さんの一言でどうやって持ってきたのかわからないテーブルとソファーを片付けるタクトさんたち。かなり前だけど、同じような光景を見た気がするんだけど・・・気のせいじゃないよね?
「やはり国王からの依頼となると、皆素晴らしい香りだな」
ひとまず落ち着いたところでいつも通りポーズを決めながらここに集結しているメンバーに目を配っていく一夜さん。
「でもこれだけの面子だと、やっぱりヤバイ依頼な気がしてならないな」
「そうだな。詳細は城に着いてからとあったが」
「嫌な予感しかしないな」
意味のわからない接待から解放されたスティングさんたちは息を吹き替えしたように話し始める。リオンさんは依頼の内容を知ってるような雰囲気だったのに、スティングさんたちはよくわかっていない?これはどういうことなんだ?
「まだそう広まってはいないようだな」
「「??」」
ポソリとそんなことをリオンさんが呟いたが、それがどういうことなのかわからなかった俺とレオンは視線を合わせて肩をすくめる。
「あの・・・今回の依頼ってどんな内容なんですか?」
そこでウェンディがリオンさんに、ずっと隠されていた依頼内容について問い掛ける。皆さんもそれ
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