暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1624話
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されると非常に厄介だからな。
 出来れば今のうちにどうにかしておきたい。
 まぁ、配役としては逆でも良かったんだが、基地の中という場所で戦うのを考えると、MSの操縦に慣れた俺の方がいいだろう。
 綾子のトーラスと別れ、俺の操る深紅のトールギスは基地の中に入っていく。
 すると真っ先に見つけたのは、ビームサーベルで戦っている2機のリーオー。
 所属する勢力や軍で機体色は変わったりするのだが、今回はどちらも同じ緑色だ。
 その事で一瞬迷ったが、味方機の識別信号が出ている方を助ける為に急降下する。
 シールドの裏から引き抜いたビームサーベルを使い、敵リーオーの背後から胴体を一閃。
 そして味方機は俺の姿を見た瞬間、攻撃された敵リーオーがどうなるのかを悟り、距離を取る。
 次の瞬間、敵リーオーは爆発し、その場に残っていたのは俺と味方リーオーの2機のみとなる。

『アクセル代表!』

 映像モニタに映し出されたのは、俺にとっても見覚えのある顔だった。
 模擬戦を行っている時、何度か見た記憶がある。

「お前だけか? 他の面子はどうした?」
『戦っている最中、自分だけはぐれてしまって……そこを敵に見つかり、やむなく戦闘を。申し訳ありません』
「そうか。……まぁ、その辺は気にするな。そのうち慣れる」

 ここは周辺の基地の纏め役みたいな位置にいる。
 だが、海岸線沿いにあるというのも影響して、今回の内乱が起きてからは激しい戦闘は起こらなかった。
 水中用MS部隊が暴れたが……それまで実戦は起きなかった訳だ。
 そう考えれば、まだ戦闘に慣れていないのにも納得は出来る。

「それより、基地に侵入している敵を倒すぞ。ついてこい」
『了解しました』

 こうして俺は、リーオーを1機引き連れながら敵MSを探して進むのだった。
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