ガンダムW
1624話
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、ガンダムを……そしてシャドウミラーを倒せるとは思えない。
「綾子、地上に残っている部隊は五飛とデュオに任せてもいいだろ。俺達は基地に攻め込んでいる本隊を叩くぞ」
『分かった。……けど、どっちかと言えば本隊はこっちじゃないのか?』
綾子の言葉に、一瞬納得してしまいそうになる。
シャドウミラーを待ち受けるのであれば、当然本隊を出すだろう。
いや、一番いいのは素早く撤退する事の筈なんだが……何故か向こうは待ち受けていた。
それ程この基地が欲しかったのか、それとも他に何か理由があるのか。
その理由は分からないが、向こうの捕虜を入手してその情報を得るには絶好の機会なのは間違いない。
……エアリーズは撃破してしまったが。
「本隊はこっちでも、その相手は五飛とデュオで十分だ。今は、攻められている基地を何とかする方が先決だろ。……その心配はいらないかもしれないけど」
元々、この第3勢力との戦いで俺達が来るまで防衛戦を行い、押され気味ではあっても戦線を維持出来ていたんだ。
そこにシャドウミラーが到着し、こうして俺達に戦力を差し向けた以上、基地の攻略に向ける戦力は先程よりも減っているのは確実だった。
『けど、行くんだろう?』
「ああ。……この基地の連中は嫌いじゃないしな」
こっちに友好的な相手であれば、そう思うのは当然だろう。
これで最初からこっちに敵対的な相手なら、恐らくこっちもここまでして助けようとは思わなかっただろうけど。
連合軍としては、中々にいい選択肢だ。
映像モニタの向こう側の綾子が小さく頷くのを見ながら、一気にスーパーバーニアを噴射して前へと進む。
そんな俺達の背後で、シェンロンガンダムの放った火炎放射器による火炎が映像モニタに映し出されていたが……捕虜をきちんととってくれるよな?
そんな風に考えながら、戦闘が行われている基地へと向かう。
MSの速度を考えると、それこそ数分もしないで基地に到着する。
そこで行われている戦いは、予想通り連合軍側が有利になっていた。
こっちに対抗するように戦力を出したというのが大きいのだろう。
……正直なところ、恐らく俺達が来るまでもなく、この基地の戦力だけで第3勢力を迎撃する事が出来ただろう。
その場合は基地の戦力がそれなりに被害を受けただろうが。
そう考えれば、やっぱり俺達が来た影響はあると思いたい。
「俺は基地に侵入しているMSに攻撃を仕掛けるから、綾子はトラゴス部隊を何とかしてくれ。援護射撃をされると厄介だからな」
『了解』
綾子と短く言葉を交わし、基地へと突入していく。
綾子は基地の外に陣取っているトラゴスに向かっていった。
こっちが向こうの戦力を攻撃している時に、トラゴスから援護射撃を
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