第二話『兵藤家の人々』
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「──父さん、ただいま」
「──うむ、遅かったな?」
「帰ってきたら丁度テレビの生番組に母さんが出演していてさ、黒歌達と一緒に観てた」
「なにぃっ!? しまった、見逃した!」
orz≠フポーズでうなだれる父さん。
「ろ、録画は……?」
「さあ? 確認してないや」
「絶望した!」
──グダグダな雰囲気をほったらかして、奥で俺も稽古着に着替えて来る。
俺と父さんは気持ちを切り替え、道場中央付近で右手に木剣、左手に木製の円盾を装備して左半身に構えて対峙する。
≪いつ見ても変てこな光景だな≫
≪おだまりアインシュタイン!≫
≪俺はドライグだ! というか、そんな古いCMネタなんて誰が分かるんだ!?≫
実は俺にも何のCMだったか分からない。
──稽古風景は、これ以上は秘伝なのでカット。
終わったら風呂に入った後、自分の部屋に戻って寝た。
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