第2章:異分子の排除
第43話「システムU-D」
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ットは船の護衛と誘導!秋兄とラウラは落ちた二人と福音の捜索と回収!...私が時間を稼ぐから、急いで!」
「分かった!」
「しくじるなよ!」
全員が、ほぼ同時にに動き出す。
振るわれる魄翼を、マドカが逸らし、その間に秋十とラウラは海へ。
シュテル達は船の方へと飛んでいく。
「ぐぅ...!重い....!」
魄翼の一撃を次々と逸らすマドカだが、想像以上の重さに戦慄する。
「【単一仕様の効果なのか、SEの残量はほぼ関係ないものだと思ってください!】」
「了解...!はぁっ!」
ギィイイン!!
シュテルからの忠告を受け取り、気合一閃。魄翼の一撃を弾く。
「さて...しばらく付き合ってもらうよ!」
すぐさま構え直し、救出が終わるまでの時間稼ぎを続けた。
「くそっ...!あのバカ野郎、余計な事しやがって...!」
レヴィから軽く何があったから説明を受けていた秋十は、悪態をつきながら捜索する。
「ラウラ、福音は頼んだ。」
「了解した。」
ラウラと二手に分かれ、秋十はまず桜を探し出した。
「(...見つけた!)」
すぐさま一夏の方も見つけ、どちらも一度海の上に引き上げる。
「(腹部貫通...常人なら出血多量で死ぬ所だけど...さすが桜さん。)」
腹部から血を流し続ける桜を見て、秋十は改めて桜の凄さを実感する。
「(船は...大丈夫か。後はラウラを待って、何とか全員で離脱を...。)」
間近で戦闘を見ていたからか、逃げるべきだと思っていた船に乗っている人たちは、シュテル達の誘導に従って戦闘区域から離脱を始めていた。
「兄様!こちらも見つけた!」
「よし...マドカ!」
ラウラも福音を見つけ、秋十がマドカに呼びかける。
「なっ...!?」
「ぐぅ....!」
ギィイイン!
だが、その際に見た光景に秋十は驚いていた。
...完全にマドカが押されているのだ。
「(予備ブレードは残り二本...既に二本折られた上に、SEも残り少ない...!)」
「...あのマドカが劣勢...!?」
魄翼によって攻撃が防がれ、さらに反撃も強力なため、さしものマドカも全く決定打を打てず、相当追い詰められていた。
「(時間稼ぎは十分...。後は...。)」
「はっ!!」
「....!」
援護として、秋十が投擲用のブレードで、ラウラがライフルで攻撃する。
その二つの攻撃は魄翼で防がれてしまうが、マドカにはそれで充分だった。
「はああっ!!」
ギィイイン!!
力任せに振り抜く強力な一閃を放ち、U
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ