暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1623話
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き抜く事が出来れば最善なんだろうが、それは難しいだろうな。
 オールマイティや万能といった言葉が似合うサリィは、シャドウミラー的に是非欲しい存在だ。
 だが、サリィはあくまでも連合軍の軍人であり、シャドウミラーには連合軍から派遣されて一緒にいるだけだ。
 その辺りのプロ意識は非常に高く、易々とシャドウミラーに入ってくれるとは思えない。
 そういう点では、正義とは何かといった事や、力を求めてシャドウミラーに入った五飛、そして凛に脅は……いや、説得されてシャドウミラーに入ったデュオよりも難易度は高い。
 いやまぁ、五飛にしろデュオにしろ、あくまでもそれは表向きの理由で、実際には連合軍がコロニーに対して本当に宥和政策を執るのかといった事を監視する為というのも大きいんだろうが。

『アクセル代表、こちらに近付いてくるMSがあります。数は3』

 MS輸送機のパイロットからの通信が客室の中に響く。
 空を飛ぶMSとなれば、それは当然エアリーズだろう。
 トーラスを地上用に改修でもしたなら、話は別かもしれないが。
 今回の場合、重要なのはMSの種類ではなく……近付いてきたという事だろう。
 当然ながら、その3機のMSは何の意味もなくこんな場所を飛んでいたのではなく、俺達が戻ってくるのを警戒していたと見るべきか。
 OZの水中MS部隊から連絡がいったのか、それともさっきの基地の中にOZと繋がっている奴がいて、そこから連絡がいったのか……ああ、他にもあの基地を監視していたOZの人員がいたという可能性もあるか。
 ともあれ、そんな訳で第3勢力が俺達の接近を察知していたとしても不思議ではない。
 そうなると……

「おい、アクセル。出撃しなくてもいいのかよ?」

 MS……恐らくエアリーズが近付いてきているという話を聞いても、俺が行動を起こさないのを見たデュオが、不思議そうに尋ねる。

「別に必要はないだろ。向こうだって、MS3機でシャドウミラーに対抗出来るとは考えていない筈だ」

 向こうの目的は、間違いなくこちらの偵察だろう。
 シャドウミラーが来ているのに、エアリーズ3機程度でどうにかなる筈もない。

「けどよ……」
『敵MS、引き返していきます』

 デュオが何か言うよりも前に、再びMS輸送機のパイロットからの通信が入る。

「な?」
「今はいいけど、もし向こうが何かとち狂って攻めて来たら、どうするつもりだったんだよ?」
「その時は……そうだな、神にでも祈るか?」

 一応神……鬼神は食らっているし、俺に祈ったら助けないでもない。
 まぁ、冗談はともかく……

「このMS輸送機だって、機銃とかはあるんだ。牽制している間にMSに乗って出撃すればいいだろ」
「なら、最初からMSに乗ってた方がいい
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