暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1623話
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考えるべきか。
 ともあれ、ノベンタに感謝の念を抱くには十分だった。
 まぁ、迂闊な場所に俺達を派遣して、その基地の連中がシャドウミラーにちょっかいを掛けてきて俺達と対立。結果として基地が殲滅され、シャドウミラーは連合軍を見限りOZに雇われる……なんて最悪の結果になるかもしれないと思えば、その辺りを気にするのは当然だろうが。

「で、結局その第3勢力ってまだどこの勢力なのかが分からないのか?」

 ソファに座って缶ジュースを飲みながら尋ねるデュオ。
 ちなみに缶ジュースなのは、デュオが紅茶とか気取った飲み物が好きになれないというのがあるらしい。……別に紅茶は気取った飲み物って訳じゃないんだけどな。
 普通にペットボトルや缶の紅茶もあるし。

「ええ。残念ながらね。基地を攻撃するだけの戦力を用意出来る勢力なんて、限られてる筈なんだけど」

 不服そうなサリィ。
 まぁ今の時点でホワイトファングやバートン財団なんて名前が出てくる筈がないか。
 その2つにしても、あくまでも俺が原作知識からその可能性が高いと考えているだけであり、もしかしたら俺が原作に介入した結果、全く未知の勢力が出来ているという可能性も否定出来ないしな。

「ふんっ、幾ら押されていると言っても、別に敵の全てが無傷という訳ではないだろう。なら、捕虜にした後でゆっくりと聞けばいいだけだ」

 ウーロン茶を飲みながら、そう告げる五飛。
 それは決して間違っている訳ではない。
 OZの基地を攻めた時にも、恐らく捕虜とかは出ていてもおかしくはない。
 多分、今回の陽動作戦はそこから手を組み……と繋がっていった可能性が高いのだから。

「そうするにしても、まず重要なのは基地を救ってからだな」
「はい、そうなります。……全く、ただでさえOZを相手に厄介な思いをしているのに……」

 俺の言葉に同意しながらも、サリィは不服そうな様子を隠そうともしない。
 普段俺の前では冷静なサリィだけに、今回の件でどれくらい動揺しているのかを示している。

「ま、落ち着きなさい。今あたし達が焦ってもどうしようもないでしょ? それに向こうの戦況が押されていても膠着状態に近いのなら、あたし達が到着するまでに基地が落とされる事はないでしょ」

 同じ女として、綾子がサリィを励ます。
 そんな綾子の言葉に、サリィは我に返ったように笑みを浮かべる。

「そうね、ごめんなさい。……色々と予想外の事が起こったから、つい」
「ああ、分かってる。サリィの行動は当然だよ」

 何だか、今更ながら女同士で随分と仲良くなっているな。
 いやまぁ、それは別に悪い事じゃないんだが。
 寧ろシャドウミラーを率いる立場としてはありがたい。
 ……この調子でサリィをシャドウミラーに引
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