第9話
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わり果てたリィンの姿を見たエマは驚き、セリーヌは目を細めてリィンを睨み
「こちらも何という気当たりだ……！」
「さすがに”剣帝”クラスではないと思いますが……」
「最低でも”執行者”クラスと見積もった方がよさそうね。」
「ぼ、僕達、本当にあの人達に勝てるの……！？」
ラウラは信じられない表情でリィンを見つめ、リィンを警戒しているクレア大尉とサラの会話を聞いたエリオットは不安そうな表情をした。
「―――我が名はアイドス。人の子よ……貴方の相手はこの私です。」
「………………」
一方アイドスに神剣を突き付けられたアルゼイド子爵は静かな表情で全身に凄まじい蒼き闘気を纏って大剣を構えた。
「宝剣ガランシャール………」
「鉄騎隊の副長を務めた祖先が使っていた大剣………」
それを見たサラとラウラは呆けた表情で呟き
「”力”と”剣”は己の続きにあるものにすぎぬ。その尋常ならざる剣やそなた自身から感じる”力”、確かに私を凌駕しているだろうが――――」
アルゼイド子爵はアイドスを静かな表情で見つめて呟いた後自身の得物である大剣に光の闘気を纏わせて光の翼と化せ
「振るうのはあくまで”己”の魂と意志―――最後にはそれが全てを決する！」
決意の表情で大剣をアイドスに突き付けて宣言した！
「し、渋すぎる……」
「サラ、今はそんな事を言っている場合じゃないって。」
「少しは状況を考えて発言してくれよ……」
アルゼイド子爵に見惚れているサラにフィーとトヴァルは呆れた表情で指摘し
「ハッ！？みんな、子爵閣下の仰る通り最後に勝つのはあたし達の強い”意志”よ！」
「皆さんは”帝国解放戦線”の幹部達やリーダーも撃退できたのです！例えどのような強大な相手でも勝機は必ずあります！ですから絶対に最初から諦めないでください！」
「相手は複数だ！相手に連携させない為に4人ずつのグループに分かれて各個撃破で行くぞ！」
「はいっ！」
二人の指摘で我に返ったサラはアリサ達に号令をかけ、クレア大尉とトヴァルもサラに続くように号令をかけ、サラ達の号令に力強く頷いたアリサ達はそれぞ4人ずつのグループに別れてそれぞれの相手と対峙した。
「うふふ、私の相手はみんな純情可憐な乙女でしかも”処女”ばかりね♪たっぷりと可愛がってあげるから、どこからでもかかっていらっしゃい♪」
「な、なななななっ！？というか何よ、その姿！し、下着姿じゃない！」
「ア、アリサさん……今はそんな事を気にしている場合じゃないですよ……」
「あんなチジョなんてさっさとやっつけよう、ガーちゃん！」
「―――――！」
「見た目で惑わされない
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