第9話
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〜緊急避難用ガレージ〜
「!こ、これは………!」
「どうやらアルバレア公爵達は逃げられなかったみたいだね〜。」
「アルバレア公爵閣下!それに公爵夫人まで……!」
「……全員死んでいるね。」
「見た所ユーシス様の姿はありませんが……」
ガレージに現れ、死体だらけの惨状を見たクレア大尉は目を見開き、ミリアムは真剣な表情で呟き、アルバレア公爵夫妻の死体を見つけたラウラは信じられない表情で声を上げ、フィーとシャロンは真剣な表情で呟いた。
「!………この惨状はそなた達によるものか?」
リィン達に気づいたアルゼイド子爵は厳しい表情でリィン達に問いかけた。
「!あんたは……!」
「!?そ、そんな……!あ、貴方は……!」
「………ユミルの件を聞いてから嫌な予感はしていたけど、まさかこんな最悪の形で邂逅する事になるとはね。」
「エマ……?それにセリーヌも一体どうしたの……?」
「教官も一体どうされたのですか……?」
一方リィンを見て何かに気づいたサラは目を見開き、エマは表情を青褪めさせて声を上げ、セリーヌは目を細めてリィンを見つめ、三人の様子が気になったアリサとマキアスは戸惑いの表情でサラ達を見つめていた。
「ええっ!?あ、あの方は確か遊撃士の……!」
「リィン!?それにエリゼお嬢さん達まで!何でお前さん達がここにいるんだ!?」
トヴァルを見たセレーネは驚き、セレーネ同様リィン達を見て驚いたトヴァルは信じられない表情で声を上げた。
「………それはこちらの台詞です、トヴァルさん。何故、遊撃士の貴方がこの場に?見た所明らかに遊撃士ではないと思われる人達も一緒にいるようですが。」
トヴァルの問いかけに対してリィンは静かな表情で答えてアリサ達を見回した。
「こいつらはアルバレア公爵の息子の一人―――ユーシス・アルバレアのクラスメイトでな。ユーシスを助ける為に俺やこいつらの教官であるサラを含めた”Z組”の協力者と一緒にこの城館に乗り込んだんだ。」
「……なるほど、そういう事だったんですか。」
「それでリィン、何でお前さん達がこの場にいるんだ?てっきり今も男爵閣下の代わりにユミルの領主代理をしていると思っていたんだが……」
「父さんは既に目覚めて領主として復帰しています。そして俺はメンフィル帝国の軍人です。ユミルの本来の領主である父さんが復帰している以上、メンフィル帝国の軍人である俺がメンフィル軍に復帰するのは当然の事です。」
「!そうか………男爵閣下が目覚めてくれて本当によかったぜ……」
ユミルにいると思われていたリィン達がこの場にいる理由を知ったトヴァルは目を見開いた後複雑そうな表情をしたがシュバルツァー男爵が目覚め
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