第三章:月光校庭のエクスカリバー/雷洸射の火神鳴
Change4:駒王学園決戦〜The power of the reached knight〜
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が憎々しく呟く。
エクスカリバーが統合されたことで笑みを浮かべるバルパー。
「エクスカリバーが一本になった光で下の術式も完成した。あと20分程度でこの町は崩壊するだろう。早く逃げることをオススメするぞ。悪魔の諸君」
「「「ッ!!??」」」
マジかよ!!崩壊しちまうのかよ…この町が俺たちの住んでいる町が……。
だがこんな状況の中木場は手元に自分で作った魔剣を握りパルパーに近づく。
「バルパー・ガリレイ。僕はあなたの『聖剣計画』の生き残りだ。いや、正確にはあなたに殺された身だ。今は悪魔に転生しそしてエクスカリバーとあなたに対する復讐で生きながらえてきた」
冷静な口調で言う木場。だが木場の瞳には俺でもわかるような憎悪に染まっていた。
「ほう…。あの計画の生き残りか。あの時すべて搾り取って処分したと聞いていたが、それもこんな極東の国で会うとは数奇なものだ」
するとパルパーは木場に近づきしゃべりだす。
「だが、君達には礼を言うよ。おかげで計画は完成したのだからな」
「・・・・完成?」
「君達、あの時の計画にいた被験者にはエクスカリバーを操るほどの因子はなかった。そこで私は一つの結論に至った。被験者から聖剣に適応する因子だけを抜き出せば良い、とな」
「因子を抜き出す…?」
そしてパルパーはこの段階にいたった経緯を話し始める。しかもどうやら教会側もパルパーの技術で聖剣に適合できる人間を増やしていたそうだ。だがパルパーとは違って因子を抜き出した人間は殺していないらしい。
しかもパルパーの隣にいるフリード以外にもパルパーの手によって因子の結晶を与えられた人間がいたらしいんだが、その因子の力が体についていけなく死んでしまった…フリードが面白おかしくいっていた
「そして、私は因子を結晶化することに成功した。これはあの時に出来たものだ。だが私かこれより純度の高い結晶を生み出す段階にきている。これはもういらないから君にくれてやる」
木場は結晶を手に取って呆然と見つめた。
結晶を握り締めて、体を震わせる。
悲しそうに、愛おしそうに。そして懐かしむように涙を流しながら。
「皆………」
木場の頬に涙が流れる。その表情は悲しくそして憤怒んい歪んでいた。
そのとき木場の涙が木場の持っている結晶に零れ落ちたときその結晶が淡い光を放ち始める。
そしてその光は木場全体に広がり光は人の形を形成していく。
これはいったい?
「この戦場に漂う様々な力が因子の球体から魂を解き放ったのですね」
朱乃さんが言う。
そんな現象も起きるのか…まあ悪魔や天使などがいるんだこんなことがおきてもおかしくはない。
木場は彼らを見つめる。
哀しそうな、懐
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