提督はBarにいる×ガンバスター編・その1
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は構わないが……度が過ぎると私達でも怒るぞ?」
やれやれ、女三人集まれば姦しいとはよく言ったモンだ。蔵井の嫁艦はドイツ人とのハーフだからか、ビスマルク、プリンツ、グラーフの3人である。
「別に君達を蔑ろにしている訳では無いんだ、気分を害したのなら謝るよ……すまない」
ホラ来たぞ、なまじっかハーフで顔立ちも整ってるからこういう事言うと大概の女はコロッといっちまうんだよな、コイツ。
「フフフ、相変わらずレオはジゴロですネー?」
そんな嫁艦とのやり取りを微笑ましそうに眺めていたのは金剛だ。研修の時も何くれとなく世話を焼いていたので、その姿にちょっと嫉妬していたのは内緒だ。
「当然よ、誇り高きドイツ海軍の艦娘を3人も妻に貰ったのよ?そのくらいでないと釣り合わないわ……////」
ビスマルクはそう言うと、首に巻いた黒いチョーカーを撫でてうっとりとしている。プリンツ、グラーフも同様にチョーカーを撫でて恍惚としている。
「……相変わらずの趣味らしいな」
「目上の人の前では露骨で無くなっただけ、成長したと褒めてくださいよ」
そう、このレオハルト・蔵井大佐。俺が言うのもナンだが
かなり特殊な趣味を持った(変態)紳士なのである。何というかこう……男女の関係に『ご主人様としもべ』的な関係を求めるタイプであり、蔵井大佐は受け攻めでいえばオフェンス側である。当然ながら嫁艦3人もそのように『教育』されており、嫌がるどころか喜んでいるので他人の家庭の話には首を突っ込まない事にしている。チョーカーが何の代わりかは提督諸氏にはご理解頂けると思うので、深くは説明しないでおく。
「しかし……まさかドイツ艦の連中にタコ料理をリクエストされるとは思わなかったぜ」
そう、先程から蔵井大佐一行と会話を交わしながら俺が作っていたのは『たこ焼』である。ウチのドイツ組を鑑みると、最初から飲兵衛だったビス子達は論外としても、グラーフは宗教的な理由でイカやタコ、海老やカニなんかが着任当初は食べられなかった。今じゃあ平気でカニ味噌をジュルジュル啜ってたりするので完全に克服してはいるのだが、好んで食べる物ではないと勝手に思い込んでいた。
「え、タコ食べれない娘が居たんですか?可哀想に……」
本気で哀れんでいる様子のプリンツ。その様子から見るによっぽど好きなんだなぁ、タコ。
「ま、今じゃあ克服したけどね……あいよ、『たこ焼』お待ちィ!」
《大阪人直伝!カリトロフワフワたこ焼》
・たこ焼粉(どこのでもOK):200g
・水:900cc
・卵:Lサイズ3個
・ほんだし:小さじ1
・薄口醤油(無ければ濃口):小さじ1
・茹で蛸:1パック
・天かす(揚げ玉
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