暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1622話
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 そうして海中を出てMS輸送機に向かっていると、やがて数機のMSが姿を現す。
 一瞬敵か? と思ったが、そのMSがリーオーで、更に敬礼をしているとなれば、こっちの邪魔をするつもりはないのだろうと理解出来た。
 ……へぇ。サリィの言葉から、てっきりこの基地の司令官は俺達を逃がすような真似はしないと思っていたのだが。
 それとも、司令官はそう思っていても兵士達は感謝しているのか?
 それが正しいのかどうかは分からないが、それでも大人しく俺達を見送ってくれるというのなら、こちらとしても助かる。
 MS輸送機に向かって進んでいくと、やがてシェンロンガンダムとデスサイズもこちらに合流してくる。
 さすがガンダムと言うべきか、2機とも損傷の類はない。
 まぁ、元々ガンダムはOZのMSとは一線を画した性能だし、分からないでもないが。
 ましてや攻撃が命中しても、ガンダニュウム合金製のガンダムに被害を与えるのは難しいだろう。

『アクセル』

 映像モニタに映し出されたのは、綾子。
 トーラスでMS輸送機の護衛をして、海中のパイシーズやキャンサーに攻撃を仕掛けていたんだったな。

「綾子、話は聞いてるな?」
『ああ。MS輸送機の方は既に補給も済ませていつでも出撃出来るようになっている』

 そう俺に告げてくる綾子だったが、その表情に焦りの色はない。
 まぁ、凛と一番長い付き合いなのは綾子だしな。
 聖杯戦争が始まる前から凛とは付き合いがあり、聖杯戦争では半サーヴァントとなって巻き込まれ、その後はイギリスに一緒に留学し……と、過ごしてきたのだ。
 それだけに、凛の能力については十分に理解しているのだろう。

『早く帰ろう。遅くなれば、凛から嫌味を言われるぞ』

 ……うん、死ぬとかは心配してなかったけど、そっちの心配はあったな。
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