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もう一人の劣等生
論文コンペ
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今俺は深雪たちと論文コンペとかを聞きに横浜に来ている
「なあ深雪さんやどうしてもその論文コンペだっけ、それ見なきゃだめなのか」
『ええ、お兄様が関わっていますのでぜひ刃更さんにも見ていただきたいと思いまして』
「まあ、深雪の頼みは聞かない訳にはいかないけどな」
『おいおい二人の世界からソロソロ帰って来てくれないかな』レオが言う。
「ああ、すまんすまん、ついな・・」
『あーあついあつい、あんまり俺達の前でイチャイチャしないでくれよあつくてたまんねー』
レオの言葉に深雪がクネクネしながら身悶えている。
『いやですわイチャイチャなんかしていませんよ』少し頬を染めながらそう言う。
かっ可愛い・・・イヤイヤ平常心だっ、ここは落ち着け俺。
「そうだぞこれは、いつもどうりだぞイチャイチャなんてしてないぞ」
そんな話をしていると会場に着いた。

*****

論文コンペ会場

一高が終わって三高の出番の時だった、突然自動小銃を持った男達がなだれ込んできた。俺は深雪の前に出て庇う。
『抵抗せずにおとなしくしろっ』男の一人がそう言う。
その時達也が一歩前に出る、男が警戒して銃を向ける。
『お兄様・・』深雪が心配しているが達也なら大丈夫だろう。
一歩二歩、達也が前に出る、男が達也に発砲したが、達也は無傷で平然と前進を続ける。
『化け物め』男は夢中で引き金を引き続ける。
達也が男の目の前まで歩き右手を振り下ろす、すると男の右手首が切断された、男が悲鳴を上げる、するといままで静観していた警備の係りが反撃に出て男達を鎮圧した。


会場の外には、まだまだテロリストがいるらしい。
達也たちがこの建物内を制圧することを提案する、俺も賛成した。
賛成が多数だったので制圧する事となったいくつかのグループに別れて制圧する事となった、俺、深雪、達也、エリカ、レオ、吉田がおなじグループだ六人で制圧に向かう。

はっきり言おう達也がいれば俺は出番がない、深雪の隣で達也について行くだけの簡単なお仕事だ、もちろん深雪の安全には注視しているが。
どうやら建物内はほとんど制圧できたようだ、そこで一高だけで集まった時だった。

部屋の中に藤林少尉が風間少佐と共にはいってきた、部屋の空気が張り詰める、みんなが緊張する。
『諸君、いまこの場で話すことは軍事機密に相当する、故に守秘義務が発生するので肝に銘じてくれたまえ』
『大黒特尉、四葉特佐、前に出てくれたまえ』
俺と達也が前に出る、みながざわめく
『戦時特例である、君達にはこれから我々の指揮下に入ってもらう』
『「ハッ」』
『深雪くん四葉特佐の封印を解いてくれ給え』
『はい、ですがここでですか』
『非常事態だすまない』
『分かりました』
深雪が俺の前にやって来た。




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