提督はBarにいる×ろくろう編・その4
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び火にかけ、バター(無ければオリーブオイル)を熱し、玉ねぎを炒める。しんなりしてきたらシジミの出汁とコンソメキューブ、残してあった水と酒を加えて煮込む。煮立って来たらシジミとレタスをちぎりながら加えて更に煮込む。
牛乳、塩、胡椒を加えて味を整えたら完成。
「さぁ出来た、『シジミのスープ3点盛り』でござい」
「うわ、どれも身体に沁みるなぁ……!」
「ご飯のお供にもいいですね」
「お酒のシメにもいいかも」
ワイワイとスープを交換しながら飲んでいく3人。今晩は既に酒が入ってるからな、飲酒運転はいかんからウチのゲストルームを提供した。
「提督、今晩は私の『番』です」
相馬中将達をゲストルームまで送り届けた後、ガッチリと加賀に肩を掴まれる。どうやら俺に逃げ場は無いらしい。
「勘弁してくれ、疲れてるんだよ俺ぁ」
「あら、シジミやにんにくをたっぷりと召し上がってスタミナ補給はバッチリのはずですが?」
畜生、まさか自分の作った料理で墓穴を掘る日が来ようとは。
「さぁ行きますよ、働いた分の対価はきっちりと頂きますので」
目が椎茸になっている加賀に引き摺られながら、今夜はいつ寝られるかなぁ……と俺は別の所に意識を飛ばしていた。翌朝、俺と相馬中将は互いの顔を見て、『お互い苦労してるなぁ…』と心の中で思い合ったのは言うまでもない。
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