31話「ロリへの愛は世界を救うか?B〜証拠書類入手〜」
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ーネットの回線に接続できるし、エルフ娘の銀行口座を教えてもらい、一千万円を振り込んで、代わりにアジトにあった書類を貰った。
おかげで名前がわかった。エルフ娘は……エロフィンという名前である。明らかにエロい事をされるために生まれてきた。そんな冗談みたいな名前だ。せめてシルフィーとか、セイレーンとかの精霊っぽさを感じさせる名前だったら良いのだが、そのまんまエロい名前なんて悲惨すぎる……。
「私を見てどうしたのですか?惚れたのですか?」
「頑張って生きろ。エロい事されても諦めるな」
「どうして私を見て同情したのですかぁー!?」
「うむむ……暗号が全く読めん。一応、先輩に言われたとおりに、全部カメラで撮影してネットに全文をUPしておくか」
「しかも無視して書類を読み始めたのですー!?」
魔族が使う書類の内容が俺には理解できない。魔族と人類は交流がほとんどないから、この『英語』を発展させたような謎言語を解読できる奴は滅多にいない。
だが、一応……魔界に行って帰ったきた学者さんとかが残した文献のおかげで,極小数だが解読できる奴はいる。この書類をそういう奴らが集まるサイト上にUPすれば、きっと盛大な反応が返ってくる事だろう。
魔族だって書類の偽造を防ぐために、コピー不可能な特殊なハンコとか、サインとか、そういう奴で書類の信頼性って奴を高めているに違いないのだ。
偽造が簡単だったら、魔族同士でとっくの昔に殺し合いになって自滅しているはずである。
「あぅ?どうしてネットにアップロードするのです?それが本当にバグダイン関連の得ダネならテレビ局に売れば億円単位で大儲けできそうなのですよ?」
「いや……儲かるなら、なんで一千万円で売ったんだ……?」
「悪徳都市のマスコミは腐っているのです!きっと、この書類を持っていったら快楽の魔族並にえっちぃ事をされた後に口封じされそうだから嫌なのですよー!怖いのですっー!人間はこれだから嫌なのですっー!」
「まぁ、俺もそういう理由があるから、ネットにアップロードしているんだけどな……あそこなら情報がコピーされ続けるだろうし。バグダインも対策できないだろう?」
「じゃ、書類の現物は要らないのですか?」
「いや、装飾都市に駐留している米軍にプレゼントする予定だぞ。あそこなら腐敗してないだろうし……」
「追加で料金を払うなら……私が届けてあげても良いのですよ?」
……オッパイが大きいエロフィンが、とっても良い女の子に見えた。いや、これは俺の錯覚に違いない。
というか、追加料金くれとか言ってるし、善意ではなく金銭目的だ。無料で働いてくれる美少女なんてものは存在しないのである……と言いたいが、白真珠は損得関係なしにお祖父さんのために頑張っているし、マジで良い娘だな
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