31話「ロリへの愛は世界を救うか?B〜証拠書類入手〜」
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ネタバレ伏線ver
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白真珠は少し焼けた状態で戻ってきた。身体には一切の火傷はないようだが、さすがに美しい銀髪の防御力は紙に等しい防御力だったようだ……髪だけに。
まぁ……普通なら髪が丸ごと燃えるかもしれない状況で、端っこが少し燃えただけで済んだのだ。耐火能力は高いようである。
「……髪が少し焼けちゃいました。あとで切るのを少し手伝ってください、お師様。あ、カツラの販売会社に売ると結構良い値段で売れるから、捨てずに魔法の鞄に入れといてくださいね?」
「銀髪って需要があるのですか……?金髪の方が需要が高くて良い値段で売れるのですよ〜」
白真珠とエルフ娘に共通点があるとしたら……どちらも金で困っていそうな事だな。確かにこれは――出会う順番が違っていたら、関係もかなり変わっていたかもしれない。
だが残念だったなエルフ娘。現実では酷い諺があるのだ。ハーレムやっている国の有名な諺がな。
『嫁がひとりなら、その男は、手に人生を明るく照らす松明を持っている事に等しい』
『嫁が二人なら、両手に松明を持っているようなものだ』
『嫁が三人以上ならば……お前は全身火ダルマだ』
こんな怖い諺を知っていたら、特別仲が良い女の子は一人だけで十分だと誰でも思うだろう。ストレスで胃潰瘍にはなりたくないのだ。
「書類の類はこれで全てなのです〜幾らで買ってくれるのですか〜?」
エルフ娘は、魔法のカバンからゴソゴソッと白い書類を取り出して、俺に語りかけた。俺はすぐ様、値段を付けてやる。
「書類の品質が悪いし百万円」
「紙の品質で値段が決まるのですか!?」
「分かった一千万円、一括電子マネー払いな」
「も、もう一声なのです〜」このエルフ娘、俺の懐具合を見ながら値段を吹っかけやがった。
「よし、分かった百万円な。切りが良い数字だぞ」
「あぅっー!?下がったのですよー!?」
「わかった五十万円」
「い、一千万円でいいのです!私の足元を見て値下げ交渉はやめて欲しいのですよー!鬼畜すぎるのですー!」
俺は勝利した。国際的にはアメリカの通貨ドルの方が流通しているが、悪徳都市では偽造し辛い日本紙幣はすごい価値がある存在なのだ……いつも電子マネー払いだから、ここ数年、一万円札の実物すら見てないのだが、日本円の信用価値は偉大である。
「さすがはお師様!値切り交渉の天才ですね!」
「鬼畜なのですー!麗しい乙女に優しくしないのは人間性に疑問があるのですよー!」
……女性が二人いると煩いような気がしたぞ……確かにハーレムは男の破滅フラグだな……。
〜〜〜
一応、近くに国連基地がある関係からか、インタ
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