238部分:炎の継承者その二
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それでも少しずつだが指が神器に近付いていった。
触れた。暖かさが微かに感じられた。
手に取った。右手から両手に持つ。
触れた時とは比較にならぬ暖炉の様な暖かさが身体全体を覆った。それは力強くもあり無限の力が奥底から湧き出るようであった。
「叔父上、確かに受け取りました」
アーサーはアルヴィスに対して言った。
“うむ・・・・・・”
アルヴィスは頷いた。
「そして・・・・・・」
アーサーは言葉を続けた。
「さようなら」
右手の平を開きアルヴィスへ向ける。青い炎がアルヴィスの遺体の周りを包んだ。それ瞬く間に遺体を覆い包み込んだ。
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